INTP型のブログ

苦味があるな?

ゴリッチュ(TACK)のゲームは僕の青春なんだ…

僕がその世界に初めて足を踏み入れたのは小学生の頃(詳しい学年は忘れた)

 

当時からゲームが大好きでありながら、決して裕福な家庭ではなかったため商業ゲームは1年のうち誕生日に一本だけ買ってもらえるだけで、お小遣いなども将来大学に行った時の足しにするからとお年玉も含めて僕の認知していない講座に振り込まれていたから、とにかくゲーム難民だった。

 

そんな時いとこがパソコンに詳しくネット上にはフリーゲームなる、無料で遊べるゲームが配信されていると聞きすぐさま検索エンジンに「フリーゲーム」と、ローマ字を理解していないアホだったからかな入力で頑張って調べた。

 

そこで出会ったのがふりーむ。

 

僕は歓喜に身を震わせながら「斬るビル」や「おばけの行進曲」、「フリージア」、「シルフェイドシリーズ」に「ばとね」、「イストワール」、「FATAL FREE」、「Morning,Star」、「D.D.-黒の封印-」「風雲相討学園フラット」、「しぇいむおん」、「Savior Cat」、「LADY PEARL」、「黒魔剣士アース」、「女神の涙」、「出稼ぎ奮闘記」、「パポタ」などここには書ききれないほどとにかく沢山のゲームを楽しんだ。(書きたいものがありすぎて文章が破綻した、今度思い起こせる限りまとめたい)

 

そんな中であったゲームの一つが「B.Bライダー」である。

 

 

 

B.Bライダーとの出会い

 

当時はほとんどのフリゲがRPGツクール2000で作られていて、キャラチップや顔グラなども配布されているものが使われてた。

 

中には手の込んだ物もあって顔グラがオリジナルなものもあった。そして僕にとってそれは一つの名作足りうるかどうかの指標でもあったのだ。

 

とにかくゲームを求めてふりーむの新着一覧を確認する日々を送っていると、B.Bライダー。確かサムネはロウリィ(ヒロイン)でオリジナルの顔グラを使われてることが分かるものだった。

 

神ゲーの可能性が高いとダウンロードしてプレイすると驚いたことにOPがあると。

 

当時プレイ時点だとOPがあるフリゲはおそらく殆どなくて、というかやったことがなかったので度肝を抜かれたのを覚えてる。「これはやったぞ、当たりを引いた」と思ったね。

 

OPが終わり本編が始まると、ロウリィ逃亡シーンから始まり、全裸の男を操作。出会いのシーンからシリアス調なゲームかと思わせてコメディに吹っ切れた展開だった。面白かった。シルフェイド見聞録みたいな勢いのあるギャグが超好みだった。

 

そのままギャグメインで展開が進んでいくも、熱いシーンは熱く。最初のボス戦であるところででた「ふんふん」言いながら小気味よく敵の攻撃を回避するシーンを見た頃には完全に心囚われてたね。

 

B.Bライダーをそしてクリアする

 

まああれよね。クリアした後はタイトル画面で放心状態。多分殆どの人同じ状態になるんじゃない?

 

あまりに当たりすぎて精神状態が不安定になるという、ちょっと学生生活に支障をきたすレベルで大ダメージを受けたよ。

 

その後当時TACK名義だった製作者のサイトに行って、過去作もプレイ。Sinnersの方はなんで好みじゃなかったのかクリアまでしなかったんだけどディアボロスの方は戦闘システムが逸脱すぎて無事クリア。

 

というか未だにsinnersクリアしてないのはニワカにも程があるね、やりたい気持ちと面倒くさい気持ちが対になってて身動きが取れんのですわ。

 

とにかくTACKさんは天才だと、そう思いながらブログを読み漁っていると「B.Bライダーの追加シナリオ作ります」的なのが。もう歓喜、最高と雄叫びを上げたよ。

 

そして突然の閉鎖。

 

追加シナリオは? え? っていうか今後ゲーム作らないの? この天才が?

 

もう絶望だよね。これぐらいの時期を境にきっかけがこれだったのかわからないけど徐々にフリーゲームへの熱も冷めてしまった。ニコニコ動画で幻想郷入りとか東方手書き劇場とか凄い見るようになった気がする。

 

ゴリッチュとしての復活

 

正直この辺はあんまり覚えてないんだけど、定期的にB.BライダーのEDをニコニコ動画でマイリストしてたから見てたわけよ。そしたら投稿者コメントに祝 作者サイト復活!ってなってて、もうすげぇテンション上がったの覚えてる。

 

(今確認したらそのサイトはエロサイトになってた、中古ドメイン使ってエロサイト作るのやめて)

 

【BBライダー】Tack総合【ジャストディアボロス】

 

時系列不明すぎたので過去スレ漁った。

 

2007年時点ではもう閉鎖済み

 

2007年11月06日にDLsite利用者と思われる方からスレにZodiarcってもしやという書き込み。過去作との関係からおそらく本人と推測が。

 

2007年11月18日に新サイト発見。祝復活!

 

って感じっぽい。

 

ニコニコ動画のサイトは確かGameCreate名義だったから、つなぎ的に一時期復活してたのかも。

 

とにかくありがたいことに天才TACKがゴリッチュ名義で蘇ったわけです。

 

当時は未成年だったんでやれなかったけど……(^^)

 

ゴリッチュゲーの素晴らしさ

 

B.Bライダーから受け継がれる、ギャグ要素で日常パートをしっかり楽しませ、そしてメインディッシュであるシリアスでいて伏線だらけの本編をドドンと心に響かせるこの凄さ。

 

正直中二病系統の熱いストーリーなら奈須きのこさんなど名だたるライターと同列で語ってよいのではないかと思う程度には、凄まじい。(ファンの意見なので偏ってるかもしれぬけど)

 

なんだろこの人のゲームって僕はちょっとライトに表現しがちだから、詳しく話すほどシュールギャグの様相を呈してきてしまってさっきから書いては消し書いては消しを繰り返してる。

 

説明が難しいし、なんとも言えないから「B.Bライダー」無料だしやってくれ。戦闘だるいとかテンポ面で不満が残るなら同じく無料の「ギガトラスト」からでもいい。

 

とにかくやればわかるよねこの面白さは。

 

今からでも遅くはない、プレイして面白かったらもっと世間に面白いゲームと言ったらこれと認知活動を手伝って欲しい、というか、してお願い。

 

思ったけどゴリッチュゲーって尖りすぎてて勧めにくいな…。

 

そして今に至る

 

ぶっちゃけた話全部のゴリッチュゲープレイしてなくて積んでたりするんだけど、やっぱ面白いんですよね。

 

昔より活力がなくなったのか長編プレイするのに抵抗があって、なかなか食手が伸びないんですけど、いざ気合い入れてやり始めるともう止まらない。

 

いまは絵柄も外注なさるようになって、昔の勢いある絵柄とくにB.Bライダーの頃の絵も結構好きなんですが、エロゲとしてはやはり今のほうが良いのかもしれない。

 

とにかくストーリー作りとしては天才で、今こうしてブログを綴れる程度には体育会系だった僕が文章能力を持てたのもゴリッチュさんのおかげだったりするんですよ。

 

僕にも彼のようになりたいと休日に駄文を書きまくっては、自らの才能の無さを悔いて涙する日々があったんだなぁ。

 

えろまさんのレビューサイト」でイベントがありまして、ついでに読み返そうかと読み返したらゴリッチュさんの話題を目にして、色々思い出したついでに書いてしまった感じです。