レペゼン地球が解散する本当の理由【これが最後の動画です】 - YouTube
Twitterのトレンドに上がっていて、なんとなく気になったので見てみた。
レペゼン地球周辺の文化はあんまり得意じゃないので、個人的に楽しんできたわけではないのだけれど、彼の夢に向かって手段を選ばない姿勢は素直に凄いと思った。
ドームでやりたいと思って、自分の持つ人脈をありったけ駆使して、金が無い・技術がない・知識がない、それらを言い訳にしないで、持てる力をすべて使って、無いなら獲得して、現在の状態まで持っていった胆力は凄いとしか言えない。
そりゃあ手段を選ばないというのはそれだけ反感を買うし、社会的に見て好ましくないことも多くなるとは思う。ただ、その批判を一身に受けてきても、自分の夢にだけ向かい続けたのは凄いでしょうよ。
炎上マーケティングの類をやられて、それで不快感を受ける側からすると溜まったもんじゃないだろうけどね。
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思うに、夢とか、そういう物を持った時に、それに向かって自分がやりたくないこと全てやれる人間ってそうそういないと思うんだよ。能力的に出来ないことはあるかもしれないけど、例えば嫌いな人間にペコペコ頭下げるとか、靴舐めてでも協力してもらうとか。
こういうことを組織人としてでなく、あらゆる選択権を持つトップの人間としてやるのは大変だと思うんだよね。だってやんなくてもいいんだもん。
ダイエットしたいとか、ジム通いたいとか。そういうことが続かないのも結局、自己に選択権があるとどうしても楽な方に行っちゃうのが人間というものだから。理想的な体型になってモテたいとか、健康的になりたいとか、そういう夢を持ってたとしても「でも、叶うかどうかわかんないし、そもそも面倒になってきた…」と、途中でやる気なくなって。そこで自己に選択権があるとやらないを選んでしまう。
ドームでライブをやるってのも同じことが言えると思うんだよね。面倒くさいこととか、そういうものに直面したとき「やっぱいいかぁ」と思ってしまうのが人間だと思う。それでもここまで進んできたんだから、すげぇなあと思う。
その背景には、色んな人と関わっていく中で、やらなかったら人間として駄目に思われるというプレッシャーがうまれて、できるようになっていった部分もあるのかもね。そう考えるとやっぱり協業の形をとっていくのは、進んでいくためには大事なことなのかもなぁ。
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それはそうと、夢を見ること自体難しいよなぁと思う。
やりたくないことは沢山ある。他人にペコペコなんてしたくないし、仕事だってしたくないし、運動もしたくないし、家の外にも出たくない。
このやりたくないことをやらないために、ここ数年間頑張って確かにその状況に近づいてきたけれど、「やりたくないことをやらないことがやりたいことだ!」って言葉遊びの範疇で、なんか違うよなぁと思う。
じゃあやりたいことって何?って考えると、自分の作ったものを面白いと言ってもらえて、ファンにチヤホヤされてぇなぁと思った。
しかし、今動画投稿を通じて少しチヤホヤしてもらえてるけど、なんか違うんだよなぁ。チヤホヤしてもらえてる事実より、やかましい文句を伝えられることにイラッとする日々だわ。単純に不満体質なのが良くないなぁ。
真面目な話
まあそもそもの話、やりたいと思ったことをやってみて「良かった!」と思える人って少ないんだよね。
人間って自分のやりたいことをそんな正確に理解してないし、「ゲームをするのが好きだからゲームを作るのもきっと好き!」みたいに考えて、ゲーム会社に就職して絶望するやつがどれだけいるのかって話だし。
『好きなことで生きていく!』が必ずしも幸福度につながるわけではないなんていうのは、色んなデータが示していることだったりもする。
「夢を追っても天職など見つからない」ことは科学的に証明されている | ハーバー・ビジネス・オンライン
もし、レペゼン地球の社長さんが幸せなんだとしたら、それは夢を追っているからじゃなくて、気心の知れた人たちと一緒になにかに向かって活動できているからじゃないかなと思う。
動画を見ていると「夢を追ってきたからここまで来れた」と言っているので、これに刺激を受けた人はまるで魔法のように湧き上がるモチベーションが欲しいんじゃないかな。
そんなものはおそらく無いけれど、強いて言うなら人と協力することで勝手に締め切りがうまれて、そうすると「やんなくちゃやべぇ……」と尻を叩かれ、動く気は起きてくる。セルフコントロール能力が高い人は、そんなことなくてもコンスタントに活動し続けるものなのかもしれないけど。
モチベーションや作業実施能力に関して言えば、個人的に効果的だったと思うのは
- チロシンの摂取
- if-thenプランニング
- woop法
あたり。人によってまちまちだと思うので、真剣に改善したい人はググるなり何なりすればいいと思う。
あとはこのページも参考になりました。有料記事だけど。
自分がどんなことにモチベーションが上がるのか?を理解する「好奇心タイプテスト」:パレオなチャンネル:パレオチャンネル(鈴木祐) - ニコニコチャンネル:生活
あなたの「やる気」を大きく左右する2大モチベーションタイプを判断するための18問:パレオなチャンネル:パレオチャンネル(鈴木祐) - ニコニコチャンネル:生活
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冒頭に貼り付けた動画は感情を揺さぶるってことにすごい力が入ってて、本当にビジネス勉強してきたんだろうなぁと思った。そして自分自身の能力がああいう口頭で人の気持ちを動かすことに向いてて、バズリモンスターみたいになったんだろうなぁ。裏山
いや、俺だって文章だったら感情動かすのできるよ。マジマジ、嘘じゃないって、このブログでは一ミリも文章頑張ってないだけなんだって。趣味だもの。エンタメ系はどうかって?……知らない子ですね。
ビジネス学んでおくと生きやすいとは思うので、このブログ読んでるような人はおそらく抵抗感ある分野だと思うけど、やっておくと良いと思うよ。
人生でやりたいことがハッキリしないときは、まず自分のビッグファイブを調べてみよう | パレオな男
これとか読む限り、自分と同系統の人はビジネスやら経済系に興味示さない人が多そうなので。
インターネット社会はどこまで言ってもテキスト社会(見出しが入口になる)だったりするので、せめてコピーライティング系だけでも学んでおくと自作品の反応率とか、劇的に改善することが出来たりするので目を通しておくと良いんじゃないかな。
最後にタイトル回収しておくと、『動画を見て夢を見るのは難しいぜと思ったけど、冷静に考えると別に見たからと言って幸せになれるわけでもなし、冷静に現実を追っていこう』と思ったという記事でした。