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苦味があるな?

アフィリエイターだからこそ分かるバズフィードの偏向報道

www.buzzfeed.com

 

アフィリエイトという業種において重要なポジションを持っているのがASPです。広告主とアフィリエイターをwin-winの関係で繋ぐ企業ですね。

 

この記事の主題であるアフィリエイトの闇というのを否定する気はありませんが、文脈をなぞるに随分と「日本アフィリエイト協議会」とかいうのとズブズブだなと思いました。

 

まあ僕もアフィリエイターとしてやっている人間ですので干されたら大概氏にますし、立場を明確にして批判することはできなかったんで見て見ぬふりしてたんですけどね。

 

ただ有力アフィリエイターの方がツイートしてたので虎の威を借りてちょっとどんなことがを起きているのか簡潔にまとめておこうかなと。

 

【要約】「検索」を汚染するアフィリエイトの闇 広告主をも騙す、ステマの手口

 

ざっくり言うと

 

「ランキング記事とかって報酬高い順に並んでいるのが殆どでユーザーのこと考えてないし、ASPはそれ推奨しているところあるからやばいよね」

 

ってことが書かれています。これについて否定はしません。(僕はやってませんよ)

 

問題は槍玉に挙げられているのが「日本アフィリエイト協議会」に参加していないASPのみだという点です。

 

正会員リスト | 日本アフィリエイト協議会

 

上記ページを見れば参加しているASPを一覧で確認できます。

 

槍玉に挙げられた「A8.net」及び「レントラックス」

 

悪質なランキングサイトが利用しているASPとして上げられたのがA8.net

 

セミナーでランキング操作を推奨したとして上げられたのがレントラックスです。

 

重要なのがこの両企業は「アフィリエイト協議会」に名を連ねていません。

 

言及記事を見てもらえばわかりますが、バズフィードはアフィリエイト協議会の言葉を借りて悪質ASPへの注意喚起を行っています。

 

ここまでの流れ普通に読めば特に違和感ないかもしれません。

 

「正義のアフィリエイト協議会に所属していないASPが悪さをしている、アフィリエイト業界の不信を煽る邪悪な企業だ」

 

このように読み解けば全く違和感がありません。

 

ただそれは非業界人からしたらの話で、プレイヤーとして活躍しているアフィリエイターとしての視点を持てばお笑い草だと言わざるをえない話なのです。

 

なぜバズフィードはアフィリエイト協議会所属のASPを批判しなかったのか

 

 

怖いので人の言葉を借ります。

 

問題はここなんですよ。確かにA8.netにせよレントラックスにせよ褒められない行為をしている部分はあるでしょう。

 

レントラックスに関しては僕は利用していないためわかりませんが、A8.netを運営するファンコミュニケーションズに関してはASPの中で最も薬事法など法遵守を意識している企業で、ここで槍玉に挙げるのは不適切と感じています。

 

 

A8.netより槍玉に挙げるべき邪悪なASPあるんじゃないのって話ですよ。

 

例えばアフィリエイト協議会に名を連ねるバリューコマースはランキング上位掲載で特別単価を出すと営業メールを送っていると話に聞きます。

 

 

許せないのはポジションを上手く調整して世論を味方につけていること

 

アフィリエイト協議会はさも我々はランキング操作を推奨した行為はしていない」と感じさせる文脈で一部ASPを切り捨てていますが、あなた方グループに参加しているASPもやってますよね。

 

随分と汚いなと思ってしまいます。

 

しかも内部事情を知っているアフィリエイターは基本的に批判できる立場にありませんから(力関係上)それが表に出てくることもまずありません。

 

僕は自分を正義の味方だとは思いませんが、悪人が正義の味方面して、比較的良心を持っている企業を信頼なきASPだと認識させる行為に腹が立っています。

 

情報発信の不公平さ

 

結局ポジションを上手く作っている人間以外の言葉って人々には届かないのかなと思ってしまいます。

 

A8.netは信頼に足るASPのはずなのになぜか悪者扱いされていて、もっと糾弾されるべきASPは正義のアフィリエイト協議会に所属していますから言及されることはありません。

 

それを僕らアフィリエイターが言っても、ポジションが悪いため信頼されず戯言だとしか受け取ってもらえない。

 

バズフィードのように大きく、権威性のあるサイトが言えば真実から少しずれている程度なら問題なく信用されてしまう。

 

いわゆるコンテキスト、誰が言ったかに真偽の比重が寄っていて、立場が弱ければだれにも正しく情報を伝えることはできない。

 

ネットは誰もが情報を発信できるからこそ美しい、発信者によらず情報の真偽を判断し個人個人で消化するというインフラだと思っているため、この情報発信者によって変化する信頼度というのがなんとも気に食わない部分があるんですよね。

 

無論発信者によって信頼に値するか判断することを否定するわけではありませんが、バズフィードが言ったから手放しにA8.net・レントラックスは批判してもいいASPとなるのは短絡的ではないかと思うわけです。

 

※僕の立場が不明確に見えそうなので追記。

僕は発信者の背景を読み解いて信頼できる情報が考えるのはありだと思います、ただそれだけで真偽を読み解くのは歪だと言いたいだけです。発信者の背景と情報自体の信頼性、この2点をバランス良く採用するというのが情報判断における僕の考えになります。

 

とにもかくにもポジション調整が上手い人が多すぎる

 

永江なんたらさんとかもそうですけど、ポジション調整上手い人多すぎなんですよ。

 

運営しているカニサイトA8.netアフィリエイトリンク記事末に何個も何個も貼り付けてますし、相当悪質なアフィリエイターでもやらない芸能人の写真ノーリンクで記事に掲載とかもやっているのにもかかわらず、アフィリエイターの批判するでしょ。カニのアスタサンチンがどうで薬機法ガン無視の記事あげてたりしますし相当に悪質。

 

 

 

バズフィードもAmazonでおすすめの記事とか書いているのに、アフィリエイターの書くおすすめ記事は報酬を意識したものしか無いなんて切り口で断罪しようとしてくる。

 

もちろんアフィリエイターに悪質な方がいることは否定しませんけど、本気でサイト閲覧したユーザーを幸福に導こうと誠実に運営している人もいるわけで、一緒くたに悪と断じるのはその昔(というか今もか)韓国人は日本の敵だとネット民が騒いでいたのと構図が同じにしか見えません。

 

バズフィードはなぜアフィリエイト協議会に所属するASPに触れなかったのか書いてほしいね

 

まずはそこ。

 

netshop.impress.co.jp

 

なんかバズフィードとアフィリエイト協議会、Google共同でこんなセミナー開くみたいですけど、その前に弁明と言うか話を一つして欲しいですね。