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苦味があるな?

セックスロボット関係の進化が凄まじい件

エロと軍事の技術力は常に時代の最先端を行くというのが通説ではありますが、その考えを持っていてもビビる程度にはセックスロボットの進化が早いなと驚いてる次第なわけですよ。

 

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これは頭部にAIを搭載し、肉体に関してはラブドールと同じ形で制作しているもので、

 

「I will love you forever. Will you love me?」(私はあたなを永遠に愛します。あなたは私を愛してくれますか?)

 

と聞いてくるとか。

 

スムーズな人間会話と同レベルの対話を再現できる技術力は流石にまだないと思いますが、一番面倒なハード面の開発が進んでいるならソフト面も追いつく可能性はあるなと感じます。

 

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次に紹介したいのはこっち。

 

EXDOLLは、セックスロボットを性的な用途だけではなく、有意義な会話を行い、家事を手伝ってくれたり、アシスタントや受付係としても働けるようにすることを狙っている。セックスロボットが高齢者の孤独を癒やし、さらに高度化することで障害者の世話もすることができるようなることを目指すという。

 

もちろん目標は目標でしかなく、実現するかどうかは不明ですが、これを語れる程度には進化してきていると考えると凄まじいなという感想が漏れますね。

 

ラブドール関係はシリコンという素材問題があるよなぁ

 

いま素体に一般的に使われているのはシリコンという素材なんですが、このシリコンという素材劣化が激しいので、メンテナンスが大変すぎるよなと。ここをクリアできないとEXDOLLが掲げてるレベルの目標を達成するのは難しいじゃないかと思うわけです。

 

シリコン素体は皮膚のない人体みたいなもので、色素の沈着はひどいし、油分もだだ漏れ。劣化しやすくすぐポロポロと崩れてきます。また人体と違い自己修復なんてできませんから厳しい。

 

現実的に考えるならアルミなどの素材でパーツごとに分けて制作して、挿げ替えがしやすいものにする。ここにセクサロイドとしての機能を乗せるなら女体なら性器と胸のみシリコン素材で制作して、ここも挿げ替え可能にしておく。ってところじゃないでしょうか。

 

シリコン素体じゃいくら内骨格形成しても厳しいものがありそうというか、メンテナンスの大変さが異常だと思うんだよなぁ。

 

ハード面の進化は今でも十分すごいんですが、まだ問題点は存在するという印象です。

 

社会的にセクサロイドが完璧になることは厳しい

 

文化圏でセクサロイドが流通したら昨今のジェンダーやらMetoo運動も相まって、少子化がアホみたいに加速するだろうなというのが推測できます。

 

そうなれば10年20年のスパンで見れば平気かもしれませんが、30年40年立てばへたすりゃ首都以外経済力を失ってスラム化なんてのも見えてくる。流石に極論ですが、少子化が進めば経済規模を維持できず、シャッター街が地方都市レベルですら発生するイメージがあるわけです。

 

希望的観測を述べるならセクサロイドが流通することで、恋愛工学やラブ理論で言うところの「余裕があるからこそスマートな求愛ができる」っていう考えから、もしかしたら今よりパートナー形成率が上がり、出生率増加につながるのではという可能性も考えられますが、流石に無理筋っぽい。

 

どうしても今って恋愛リスクが増加しすぎてるんですよね。

 

男性目線からすると同意なしセックスの違法化により、実質男性にとっての性交は婚姻状態以外違法になる可能性がある。(もっというとDVという考え方が存在するため婚姻状態でも違法化する可能性あり)離婚になった場合親権の獲得が難しかったり、養育費の発生で賃金的に次に婚姻が難しい。もっとミクロな観点から見るとSNSでの求愛行動が晒されることで社会的地位が落ちる可能性があるなど、多数のリスクが存在します。

 

また女性目線からしても妊娠することにより行動制限がかかり、男女共働きが当然の社会のため会社内での居場所確保が難しいことがあったりします。妊娠っていうリスクは社会進出との相性がひどく悪いので、一つしか上げられないけど妊娠中はパートナーへの依存度がかなり高まるので非常に重要度の高いものだとは思う。

 

つらつら書きましたが要は何が言いたいかというと恋愛リスク増加によって恋愛市場参加者が減っている現状で(実際MGTOW運動などが発生してきている)、セクサロイドが登場したら個人主義的に動く人のほうが間違いなく多いのではと感じてるわけです。

 

セクサロイド欲しいけど社会的には子供生むべきだし求愛頑張ろう」ってなる人まあいないでしょ。

 

全体主義の行き着く先は管理社会のディストピアですが、個人主義の行き着く先は超格差の地獄なのではと感じています。