INTP型のブログ

苦味があるな?

WILL 素晴らしき世界 をプレイした感想。メンタルに来てる…

例えば毎週楽しみにしていた日常アニメが終わった時とか、感情揺さぶる作品をプレイした後とか、なんとも言えない脱力感に包まれるじゃないですか。

 

WILLをプレイし終わった今がまさしくその状態で、なんかもう「あー……」って感じなんですよ!

 

※致命的なネタバレあるので未プレイの方は見ないほうが良いです

 

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ゲームシステムには少し不満がある

 

少し冷静にならないとおそらく「あー……」という言葉で埋め尽くす記事になるので、批評めいたことをまずやっておこうかなと。

 

根幹のゲームシステムはADV+パズルのザッピング系のゲームで、ひたすらエピソードごとの最適解を探すことになるわけですが、これがほぼ総当たりの作業ゲーになりがちなんですよ。

 

総当たりになってしまう理由が二つあって、一つが手紙の入れ替えでどういう展開になるか予想するのがヒントありでも難しいため。もう一つが特に大きくて、途中からエピソードごとのエンディングを分岐させる必要が出てきて、全てのエンディングを回収する必要性が出てくるため。

 

終盤、情報がないと攻略不可能なものや、エンディングを分岐させることで攻略可能になるエピソードが出てくるので、心当たりが無い場合総当たりでエンディングを回収する作業ゲーが必要になってくるんですよ。

 

ゲームシステムの案自体は凄い面白いものなんですが、どうしても作業ゲーじみてくるのがネックだなと思います。

 

実際攻略にはBADエンドを回収してる必要ありましたからね。難易度落ちますが、重要度の高いエンドは色変えして分かりやすくしても良かったんじゃないかと個人的には思います。

 

終盤のエンディング分岐させ総当たりもキツイ

 

一部はヒント出てたりしますけど、ほぼ総当たりでエンディング分岐させて、新規メールが届くかチェックしていく必要があって、あれが本当にしんどかった……。

 

情報の回収も同じで、膨大なエピソードとエンディングを心当たりが無い場合、虱潰しに見ていく必要があってきつかったですね。

 

しかも最後制限時間も表示されるしで中々ハード。

 

最後イシ消える必要あった?

 

平行世界は存在しない設定が最後の最後でいきなり出てきて、だからイシ消えちゃうって展開はメンタル削りに来てるようにしか見えなかったです。

 

バッドな雰囲気もたせたほうがちょっと心に残るでしょ感が……。(ここは僕がハッピーエンド至上主義なのもあると思います)

 

話の展開的にあのままふたりとも過去の世界に戻っても違和感は内容に思えましたし、無理矢理さを感じてしまいました。

 

どちらかというとタイムリープさせる機能はイシしか持ってなくて、エネルギー残量的に消えちゃうけど騙して過去に飛ばすとかのほうが、伏線も回収できるしあの展開にするならキレイかなぁと思いますね。

 

全体的にエンドがだいたい暗いんだよ!

 

警察チームとジミーは割りかし明るいんですけど、他のメンツ暗いよ!(ロッキーと女教師は暗いもクソもないので除く)

 

カルロスとアリソンは再開できないし、リ・ウェンとブン・カイレンはまぁハッピーエンドくさいけど、3年経ってるからなぁ……。リ・ウェンにも新しい出会いが出てそうであの後の展開に不安が……ハッピーエンド至上主義的には信じるしかねぇって感じ。

 

まあエンディングだけ見るとそこまで絶望って感じのキャラはいないんですけど、途中経過見ると過酷すぎるよなぁ。

 

アリソンとかなんだあれ、地獄か。金髪美少年は精神病で悪人に犯されるわ、選択的認知障害で善人の父親200回刺すわで悲しすぎるでしょ。

 

こういう暗めの展開のゲームって続き気になってついつい手が止まらなくなるんだけど、どんどんメンタル削られるからホント良くないよ……癒やしを求める現代人としてはちょっときつかったですわ。

 

散々酷評したけど面白いゲームなのは確か

 

ゲームシステムに関してはフォローする気ないですが、ストーリーに関しては表裏一体の話で、ああいうしんどい展開が続くからこそ面白いって部分は確かにあるんですよね。

 

アリソンとか報われなさすぎて、次こそは報われてくれと手が進み続けるというか、次のエピソード早くくれ!ってなりますからね。余談ですが、ファイさんに拾われた後いきなり殺し屋になってた少し笑いましたわ、銃構えてるCGが歌を歌ってたときのCGと同一人物とは思えない感じにいきなり変わってましたし。

 

僕は耐性ないのでこういうゲームはなるべく避けたいというか、結局報われない展開が続いて精神病むのがだいたいなので、やりたくないんですがこういうゲームこそやりたいって人もいますよね多分。

 

あと技術解説は少し納得いってない

 

重箱の隅をつつくみたいなことして申し訳ないんですが、最後の解説を聞いた感じだとなんで手紙交換システムで干渉するの選択したのか良くわからんのですよね

 

サイコロの1が出るまで何度も振ることができる技術みたいに解説してて、そうだとしたら事実を捻じ曲げるような干渉は難しくない? と思っちゃうわけです。

 

仮に人間の選択は乱数的な要素があるから、上記みたいな干渉の仕方である程度事実が捻じ曲げられるとして、だったら二人以上の手紙を交換して干渉するあの仕組みは何なんでしょうか。

 

要素複雑にする必要なくない? 同じ場所だったり、関係が深い人同士の手紙が繋がるのはわかるんですけど、見た感じ全く関係ないだろって人同士のつながりも多かったりで、納得行かないというか。

 

人間目線で関係なくても、実際は密接に結びついてるって話なんですかね。だとしたら多少は納得行くかも。

 

少し最後の解説は簡易的すぎて逆に疑問点が増えてしまった感じがします。あれだったら下手に解説せず、そういうもんって形で推し進めたほうが良かったんじゃないですかね。

 

(そもそもゲームとして面白いから手紙システム採用してるわけで、そんな重箱の隅突くような無粋な真似して何になるって話なんですけどね。)

 

繰り返しになるけど名作やった後特有の精神状況にはなる面白さありますよ

 

批判的精神性なせいか、どうしても酷評っぽく書いちゃいましたけど、今完全に名作プレイした後の精神状況です。

 

あれですよ凄い面白い小説読んだ後、胸がギューっと締め付けられるような読後感に包まれるじゃないですか。まさしくあの状況なので、間違いなく名作と言って良いゲームだと個人的には評価してます。

 

最後までやる価値は十分あるんじゃないでしょうかね。

 

(こんな真面目な文章書く予定じゃなくて、本当はリ・ウェン少女漫画の主人公しすぎだろぉ(尊死)とか、奴隷商から逃げたアリソンを雇って、カルロスと優しい再開をさせてあげたい人生だったとか、ブン・カイレンorリ・ウェン胃癌コースの手紙もっと細分化しろボケナス! とかもっと感情的な文章を書く予定がどうしてこうなった……)

 

(おそらく最初に冷静になるため批評モードから入ったのが行けなかった、ああ神様どうか私を正しき方へ導いてください……)(逸脱なオチ)

  

※ メンタルの回復を早くしたいので、コメント欄に感想とか書いてもらえると、こう……なんというか復帰が早まると思うのでよかったらお願いします!(ゲームの感想でもこの記事の感想でもどちらでも大丈夫です!)

 

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ゲーム感想を求める同士のために面白かった他の人のレビュー貼っときます(ネタバレ注意)

 

「神様、どうかお助けください・・・」(WILL:素晴らしき世界 感想) | 赤のブログ

 

WILL: A Wonderful World 感想2 - このゲームをやるまでは死ねない

 

追記

キーホルダーの攻略が死ぬほど時間かかって、粘りに粘って運良く自分は発見したけど、見つけられず答えだけ見た人もいそうなので悩み解消用に書いとく。

 

・チャン・ギョンミンのエピソード短パンと花柄シャツ

・手紙を読むところの左下に数字あり

・水曜日の3日後なので土曜日、1が月なので数字があれになる