MBTIの話になるけど、
Ti→そういう意見を言えてしまうの無能に感じます
Fi→非常に傷つきました
Te→普通に考えて誰もあなたの意見理解できないと思いますよ
Fe→みんな迷惑してますよ、なんで人に事考えられないんですか
※Teだけちょっとわかりにくい、ベクトル的には能力に言及するケースが多く見える
みたいな特徴があるように感じました。
特にこれらは、文章の最後に付け足されるように使われることが多くみえます。
上記の例で上げたような罵詈雑言は文章から取り除いても問題なく読み込めるケースが多いため、必要ないのですが、攻撃性が高い人ほど付け足してしまう人が多い感じがしますね。
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単純にまとめると、T系→能力にアイデンティティ置きがち。F系→感情にアイデンティティ置きがちという印象があるって話ですね。
よく人に悪口言うときは自分に効くものを使うというけれど、MBTI界隈でタイプ表記付きで悪口の傾向を見ていくとあからさまにこういう傾向があって、なるほど真理であったかという感じあります。
ただあくまで罵詈雑言を付け足すT/Fの特徴であって、付け足すかどうかがタイプによって変化するかとかは見えてません。こっちはタイプの成熟具合で判断できるエニアグラムと合わせてみたほうが面白そうです。
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攻撃性っていうのはビッグファイブという性格診断の、神経症傾向と相関が高いというのが僕の解です。
神経症傾向が高いほど不安になりやすかったり、緊張しやすかったりするのですが、これは脳内に否定的な思考が湧きやすいということと同義なのですね。
不安というのは例えば目の前にぶどうがあるとして「あれは美味しいかもしれないが、実は酸っぱいかもしれない」といった否定的思考からくるものですし、緊張に関しても「人前で喋ってうまくいくかもしれないが、自分はきっと失敗する方を引くだろう」といった同じく否定的思考なわけです。
つまるところ神経症傾向が高いというのは、否定的になりやすいということと等しいということになります。
否定思考というのは根本的にはポジティブなものへの否定というわけではなく、存在の否定でありまして、「すっぱいぶどうかもしれない」や「失敗するかもしれない」というのはぶどうへの否定ですし、自己への否定であったりするわけです。
神経症傾向が高いほど否定思考が強く、またそれは存在の否定をしやすい。それって他人に罵詈雑言をぶつけて排除しようとする攻撃性と同義だよねというのが、思考の筋道でございます。
◯神経症傾向=攻撃性
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ですのでT/Fといった価値観自体は悪口の傾向と相関が見られますが、攻撃性の高さとはそこまで繋がりは見えず、攻撃性の高さはビッグファイブの神経症傾向の欄の高さと相関があるだろうというのが見解です。
なお神経症傾向の高さは攻撃性の高さに繋がりますが、実際にそれが表面化するかはまた別問題です。ここにはMBTIでいう内/外向が関わってきます。
内向的であれば、人と喋っている最中に攻撃性を発揮することは難しいでしょう。彼らの攻撃性はインターネットなどの匿名性が保たれた場所で現れることになります。
外向性であれば、刺激の強い顔と顔を合わせた対人環境下でもその攻撃性が発揮されることは多くなることかと。
まとめ
T系→能力に関わる悪口を言いやすい
F系→感情に関わる悪口を言いやすい
攻撃性→神経症傾向の高さと関係性が深い
現れ方→外向性が高ければ色んな場所で、内向が高ければ匿名の場所で
基本的に議論の場であったり、話し合いの場で「そんなこともわからんのか無能乙」みたいなのや「そんな発言を繰り返して恥ずかしいと思わないのですか」みたいな一文を発言してしまったり、書き込んでしまったりする人は神経症傾向が高いと見て良いと思いますので、その人と交流するかはネガティブな人と一緒にいたいかどうかで考えてみるのがよろしいかと思います。
なお神経症傾向を低めるには認知療法やメンタルセラピーと言ったものが、研究上では効果的であるとされていますので、それらを試してみるのが良いかと。
女性の場合は神経症傾向の高い人ほどモテやすいなんていう統計もありますので、下手に治す必要はなかったりもするかもですが。
PS:
彼女がヒステリックになりやすいとか、彼氏が横暴な態度を取りやすい、そうじゃないパートナーが欲しいというのが世の中に意見として溢れていますが、この情報から読み取れるのは横暴な男はパートナーを得やすいとか、ヒステリックになりやすい女はパートナーを得やすいという話ですからね。
彼氏の嫌いなとことか、彼女の嫌いなとこというのはさも「そこを直せばモテますよ」といったものに見えますが、実のところ彼氏彼女を獲得できた人間の性格ランキングだったりもしますから。
なぜならあらゆる物事は表裏一体でして、ヒステリックになりやすいというのは感情豊かであることと等しく、要は喜怒哀楽がはっきりしすぎているせいで、怒りになったときやばいことになるってだけです。
男性に関しても横暴な態度を取るというのは、嫌われ役を引き受けてくれやすいということでもありまして、例えば店員に水をかけられて嫌な思いをしたときにパートナーが激怒してくれたら自分は被害者でありながらスカっともできますし、非常に良い思いができます。
そんな感じです。