INTP型のブログ

苦味があるな?

小さい頃はよく旅に出たいと思っていた話

INTPという、イメージ的には研究室でひたすら思考をこねくり回していそうなタイプ判定の出ている私なのですが、小さい頃は旅に出て未知を知りたいと思っていたのですね。

 

旅に出れば、知らないものや面白いもの、魅力あふれるたくさんのものに触れられると信じて疑わなかったわけです。

 

ところが歳を重ねるごとに「今更新しい発見などない、あったとしても些事なことしかない」とか「旅に出るリスクとリターンを考えろ、効率が悪すぎる」とか、ようはそれする意味あるという気持ちが強くなり、旅に出たいという気持ちはほとんどなくなりました。

 

キーボードをたたけ、他国の情報を手に入れられるし、グーグルアースでも使おうものならどんな場所が画像で見られてしまう。そんな環境でわざわざ旅をする価値はあるのかと思うわけです。

 

確かに匂いや風の撫でる感触、そういった視覚以外で感じられる何かは旅でなければそう味わえるものじゃないでしょう。ネットの世界では分からない何かが実際に行くことでわかることも多いでしょう。

 

ただそこに、金銭的リスク・時間的リスク・身体的リスク。様々ありますがあらゆるコストを支払ってまで行く価値があるのか、というのが引っかかっているわけです。

 

私がせめて五感で何かを感じることに至高の喜びを感じられる肉体であればよかったのですが正直そんなことはなく、だったらまだこうやって自宅のPC前でキーボードを叩いている方がリスクを払わず楽しめると感じてしまいます。

 

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要はリスクとリターンっていう考え方が根付きすぎているのが問題なんですよ。

 

何かを行動しようと思ったら、どんなリスクがあるのか、どんなリターンが期待できるのかっていうのをひたすら考えてしまって、その結果大体にして「非効率的だな」という価値を見出してしまうのです。

 

これが「一緒に旅をして思い出を残したい友達がいる」だとか「旅行先で得たい明確な情報がある」だとか、「どんな体験談であれば大きな利益を得られる」だとか。そういった優秀なリターンがあればコストを支払ってでも旅に出てもいいかなと思うんですが、基本的にそれはないんですよね。

 

旅先で得たい情報は特にないし、あったとしても検索技術を駆使すれば大枠は把握できてしまいます。体験談によって利益を発生させられるビジョンもなければ仕組みも作ってないですし、長期間旅に付き合ってくれる友人もまあいないとリターンが希薄なこと希薄なこと。

 

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この辺のアクティビティに対して非常に奥手だというのは、内向型あるあるな気がするんですけどどうでしょうか。

 

内向型・外向型はビッグファイブにおいてはですが、ドーパミンがどのような状況で出るのか、またどのような状況かでパニック状態になるのかに影響があるようでして、完結に書きますと、

 

内向型

→1人でいてもドーパミン(行動力的ななにか)が出る、また小さな刺激でも出る(手元にあるノートがどんな材質でできているかとかを探るのでもドーパミンが出たりする)

→ただし高刺激に弱く、例えば初対面の人間との会話なんかが典型例。特にパーティ会場で喋るなんて状態だと新規情報が多くなりすぎてしまいパニックになる

 

外向型

→新規情報が多ければ多いほどドーパミンドバドバ(天井は外向性の高さに依存する)

→逆に新規情報が非常に少ない環境だとドーパミンが全く出ず廃人みたいになる。(ノートがどんな材質でできているかとにかく観察させる、1人でなんてやらせたら多分暴れる)

 

という要は情報量に対しての強さが違うんですね。

 

旅というのは新規情報だらけになりますから高刺激ですので、外向型向けのアクティビティになりますから、どうしても内向型の私ですと腰が重いものになってしまうわけです。

 

以下に情報量を減らしつつ新規性の獲得をして創造性を得るかと言うのを考えると、まずは自然の中へ行くのが良さそうかなぁ。自然の中は音情報少ないし、匂いも比較的一律、人も少ないと内向型向けのアクティビティですからね。