スーパーマリオみたいな1人やみんなでCPU相手にワイワイ楽しむゲームではなく、PUBGのような対人ゲームを楽しんでいくことってすごく難しいなと思っております。
なんでかっていうと人間はインパクトバイアスと呼ばれる、現状に慣れる機能を持っているからですね。現に宝くじにあたったと人と足を失った人はその当時で測ると幸福度に大きな開きがあるのに対して、1年後の幸福度になると大差なかったというのがあるんですよ。
ここに対人ゲームの楽しさが勝つことに依存しがちというのが関わってくるので、楽しみ続けるのがなかなか難しいというのがでてくるわけです。
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対人ゲームというものは敗者に厳しいものでして、負ければ煽られたり自尊心を傷つけられたりととにかくいいこと無し。対して勝てばとにかく気持ちが良いし楽しいわけです。
そのため勝率と対人ゲームの楽しさは相関があると思っていて、だからこそ長く楽しみ続けるには高い勝率を保つ必要があると見ています。
しかし今の対人ゲームは勝率が高ければレーティングが上がり、強い相手と当たるようになるため勝ちにくくなってくると言う特徴があるんですね。
つまり長く遊ぶほど勝てなくなる=対人ゲームの楽しさが薄れていくというものがあり、更にそこに前述したインパクトバイアスまでかかってきますから勝率維持を頑張ってできたとしても、それでも始めた当初に比べると楽しさが格段に薄れてしまいます。
対人ゲームを長く楽しむためには続けるほど勝率の上がる構図が必要なんですが、レーティングという仕組みがある以上むしろ勝率は下がっていくので対人ゲームを楽しむのって難しいよねって話です。
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とはいえ勝利至上主義的な楽しみ方をしなければ別に長く遊べるんですけどね。
例えば異文化交流みたいにしてみたり、ゲーム本来の遊ぶ方ではない遊び方をしてみたり。
ただこういったいわば邪道的遊び方は短期間では面白かったりするんですけど、長期的に見ると勝ち続けることより楽しいかって言われるとうーんって気はします。
あんまり上手い人と当たらないようにレーティングを上げないよう立ち回るってのもいいかもしれんですが、雑魚狩りしてもなぁと言う感じ。そもそもレーティングはそういった雑魚狩りから初心者を守るための措置なわけですし、それはゲーム全体の寿命を縮めるから良くないよねっていう。
やはりゲームは誰かと一緒にやって、誰かと一緒に協力プレーすること自体を楽しむみたいにしないと長続きしないのかもねと思ったり。……でもやっぱり協力してても負けまくってたらなんとも言えない気持ちになるしなぁ。
話題が延々とループしそうになってきたのでこのへんで