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苦味があるな?

正のギャップと負のギャップについて考えてみる

キャラクターの魅力っていうものはギャップによって支えられていて、例えばいかにも暴力振るいそうな大男が実は虫も殺さぬ慈愛に満ちていたなんてのは正のギャップとして作用し、キャラの魅力を底上げしてくれると思うのですね。

 

逆にあらゆる人を抱擁してくれるような優しさに満ちた女神様が、実際は悪事に手を染め人を困らせていたなんてのはある種魅力的ではありますが、基本的にキャラへの嫌悪感を増幅させる負のギャップとなるわけです。

 

ここで気になってくるのが性のギャップと負のギャップの境目ですよ。そこんとこ考えてみようかなと

 

負のギャップ:ケース1

 

→良い面を見せたあと悪い面を見せる

 

人を救う神父様が裏で人を殺していたなんてのは負のギャップを生むと思うんですよ。

 

ただこれが逆に殺人鬼なんだけど、裏では神父として様々な人に頼りにされていたなんて表現になると、とたんに正のギャップ効果を生み出すと思いません。

 

しかし、これは悪の面と正義の面がある程度拮抗しているからで、例えば悪の部分を強姦とかに変えると流石にカバーしきれないような気がします。

 

悪辣度の基準を定めていくというのは難しいんですが、基本的にその悪事がかわいそうであるほど悪辣の具合は高まりますから、可愛い生命体を攻撃する悪であるほどそれは悪辣であると評価されるとは思いますね。(女性を殺すのと男性を殺すのでは悪辣度に差があると思いません? 成人女性と女児を殺すので差があると思いません? って話です)

 

※一般的に未成熟であるほどかわいそうであり、見た目が可愛いと形容されるもの(目が大きいとか頭身が低いとか)であるほどかわいそうになる

 

正のギャップ:ケース1

 

→悪い面を見せてから良い面を見せる

 

ただ可愛い容姿を見せつけるよりかは、長らく仮面を付けていたキャラクターの仮面をはいだら可愛かったのほうが魅力的に見えるんですわ。

 

どうも人間は絶対評価より相対評価のほうが強いっぽく、最初から100%を出されるよりも0%から一気に100%を表現したほうが魅力的に見えるっぽいんですな。

 

だもんでギャップ効果を気にするならいかにここの振れ幅の部分を見せていくのかが重要になるかと。

 

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書く前に正のギャップケース2は思いついてたんだけど書いてるうちに忘れてもうた……。書いてるうちにもっと色々思いつくだろうと思ったら思いつかないし、Ne力足りないすな。

 

基本的にどちらの要素を先に見せるかによってキャラクターへの高感度はどっちに傾くかかなり変わってくるっぽいので、そこを意識しながら操作していくんでしょうね。

 

ちなむと現実では第一印象でほとんど決まりますからフィクションの世界での話でしかないかと。第一印象クソだったら意識の外に置かれて終わっちゃいますからね、容姿がいきなりトム・クルーズみたいになった的なのなら強制的に見せられますしギャップ効果狙えるかもですが、現実だと不気味に思われて終わりそう。

 

現実とフィクションは違うって話ですな。