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苦味があるな?

お話の作り方考察

1.まず起爆剤を決める

話の中心となるもの。

 

例えばホラー系なら八尺様や貞子といった恐怖の象徴的キャラクターが起爆剤となる。

 

他にもファンタジーなら伝説の剣や、凄い強いキャラクター、神様とか。または凶悪な悪役、重要なキーを持つヒロインなんてのもある

 

恋愛ものなら単純にヒロインだし、探偵者なら事件、またはトリック。大規模な事件とするならその裏で暗躍する巨悪を決めてみる

 

2.起爆剤を知る、もしくは接触する

 

八尺様がいるらしいという話から、それに接触するというパターンで話を組む。(その逆もありだとは思う)

 

接触→知るの場合未知性が増すので恐怖との相性が良さそう。他にも最初の引きとしては面白い。ただし未知はインパクト高いが読み手にとっては分からないことを増やすためストレスになる。多様は厳禁

 

よくあるサスペンス系だと殺人シーン→主人公接触前シーン(きっかけとなるネタなんかをニュースで触れさせたり、伏線用意)→事件発生(もしくは知る)→調査・解決

 

みたいな感じで時系列を無視して最初に殺人シーンを引きのために用意するなんてのありそう

 

3.日常パートを用意する

 

シリアス一辺倒のシナリオにせよ、ラブコメディにせよ日常パートは必須。

 

日常パートを用意するというのは読者に情報を与えていったり、作品内での価値観を共有するという意味でかなり重要になってくる。

 

例えば主人公とヒロインの関係性はどういったものなのかとか、起爆剤に対してどういう理解でいるのかとか、そういう情報を共有できる

 

最近見たゲーム部の同人作品では、高性能AIがみんなに使われているという前提があり、その後実際にキャラクターたちが活用するシーンに移る

 

この実際に活用するシーン(日常シーン)がなく事件シーンに移ってしまえば「本当にみんな使ってるの?」とか「どんなふうに使われているの?」といった疑問が生まれてしまう。

 

そもそもインパクトというのはその前のシーンとの差によって生まれるので、日常シーンというリラックスから一気に事件シーンという緊張へ傾けないとインパクトが生まれないので、情報共有という意味がなくても必須と言える。

 

4.解決させる

 

起爆剤によって発生した問題、悪を打破するとか恋愛相手を落とすとかいろいろジャンルによって違うだろうけど、頑張って主人公に解決させる。

 

この解決させるプロセスは難易度が高そうであるほどカタルシスを生むけど、難しく設定しすぎるとムリゲーになってご都合主義による解決になりクソ化するのでいい塩梅を見つけるしか無いと思う。多分一番むずい

 

荒木飛呂彦先生によると彼はキャラクターを設定する時に必ず弱点を一つ付けるらしく、そこをついてどんな強敵であろうと最終的には解決に導いているらしい。確かに合理的な気がする

 

とある魔術の禁書目録では能力者たちの戦いという作品でありながら、主人公が能力無効化という全ての能力者に対して効くスペードの3的な存在なので解決しやすそうに見える。スペードの3というのが大事で、ただ強いだけだとカタルシスを生みにくいだろうから気をつけたい

 

ワンパンマン流行ってるじゃんと思うけど、あれはサイタマ以外が苦戦してくれるからおk。余談だけどルパン三世は強すぎてめちゃくちゃ動かしにくいらしいから多分ワンパンマンも描くのむずいんだと思う)

 

4-2.解決策用意は弱点かスペードの3。もしくは気合

 

かなぁとか思う。

 

ジョジョ5部に登場するギアッチョというキャラは非常に強く、特に鉄壁の氷の鎧は突破不可能感あるのだけど、人間の呼吸のために必要な空気穴を付いて勝った。この弱点設定は凄い合理的で好みなんですよね

 

スペードの3はさっきも書いたけどとある魔術の禁書目録イマジンブレイカーが典型例な気がする。

 

気合はグレンラガンみたいな「みんなの思いだぁーー!!!」みたいなのとか、ジョジョのラッシュ比べとか。単純な力比べ、説得力の付け方で言ったら情緒的な話になってくると思う。例:キレたとかみんなの願いとか、メンタル攻撃で弱ったとか色々。喜怒哀楽ベース

 

題材作ったけど問題解決できなくてエターなったにならないように極力弱点作ったほうが良さげ。(スペードの3は用意するのが中々むずい、気合はありっちゃありだけど大事な場面だけにしたほうが良さげ。ワンパターンになりやすいので)

 

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解決しようと思うと知識だったり閃きだったりが必須になるので、ここがやっぱムズいんですよね。ジョジョ5部にはパープルヘイズっていう致死性ウイルスばらまくやべぇスタンドがいるんですけど、あれを味方犠牲無しで倒そうと思ったら無理じゃねって思いますし(実際無理ゲーすぎて敵として再登場させようとしたけどやめたらしい、あと愛着わいたのもあるらしい)

 

とあるに登場する思ったことを実現する能力っていうのも、悪い想像も実現するっていう弱点がなかったら無理ゲーだし。(説得力上げるためにメンタル実はクソザコって描写あれば良さそう、あったのかもしれないけど。ようしらん)

 

使いやすいそうな弱点は何なんでしょうね、一番はメンタル弱いとかかなぁ。

 

よくよく考えてみるとあらゆることは表裏一体で、よく見えるものは悪く見ることも出来たりするし発想次第ではどんなキャラ付けしても弱点を用意することはできるのかもしれませんね。

 

解決できないってことは考えが足りないってことなのか……?

 

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