INTP型のブログ

苦味があるな?

作業力はこれで決めろ!タスクシフト・自己効力感・セルフコントロールまとめ

人間社会をこれまで支えてきたものの一つが努力という概念でありまして、やりたくはないけど必要だからやるということをしてきたからこそ、文明が進化してきたわけですよ。

 

だからこそ現代においても当然のごとく努力というものは求められるわけですが、人間は十人十色で、努力を簡単にできる人もいればできない人もいるわけです。

 

しかし人それぞれという言葉に甘えて、努力をしない人生を送ろうとするのはほとんどの人間にとってはリソースが足りないので難しく、無理やり通そうとすれば周りに極端な負担をかけ孤立化。最終的には人生が詰むなんてことも考えられちゃいます

 

というわけで苦手だろうが努力をしてもらわないといけないわけですが、気合だけでどうにかなるなら誰も苦労しないわけで、どうやったら努力できるのかを関わりの深い3要素に触れつつまとめておこうって記事です。

 

努力に必要なこと

 

  • 作業を始める意志力
  • 作業を継続する集中力

 

この二つが必要です。

 

ですんでどうにかして上記2点を改善することができれば努力嫌いも努力しやすくなるって考えで進めていきます。

 

タスクシフトで集中力改善

 

タスクシフトっていうのは、タスクをどんどん変えながら作業を進めていくって考え方ですね。マルチタスクとは違い、一気にやるわけではないです。

 

f:id:intptan:20190314150631p:plain

 

最近の意志力研究で優勢なのが「意志力って消耗品じゃなくて無限にあるんじゃね?」って話でして、昔ながらの我慢すればするほど意志力が無くなっていくって考え方は間違ってるというのが今のトレンドというか、有力な考えになってます。

 

この辺の話は敬愛するパレオな男さんがまとめているのでそっち読んでください。

 

https://yuchrszk.blogspot.com/2017/01/30-3.html

 

意志力が無限というと「じゃあなんで作業をやりたくなくなるの」って思うことでしょうが、これは筋トレと同じで単純に脳が疲弊することで出力が落ちているからと説明されてます。

 

具体的には30分で下がり始めて、50分でグダグダになるというのが一般的な様子(トレーニングによって伸びる可能性高い)

 

ただ意志力自体は無限にあるので30分で脳の出力が落ちてきたなと感じたら、別のタスク。例えばイラストを書いていたなら文章を書く作業に移るとか、読書に移るとか。使っている機能が別のものにどんどんシフトしていけば無限に作業できるっぽいってのがタスクシフトという考え方ですね。

 

実際僕も試してみましたが確かにタスクシフトを使うといくらでも作業を消化できる感じがありました。同じ作業をもう一度やりたい場合はおおよそ1時間空けるとしっかりこなせる感覚でしたが、このへんは個人差あるかと。

 

というわけで努力が継続できないという場合はタスクシフトを使って並列的に色んな作業をこなせば良いんじゃねっていう話でした。

 

自己効力感で先延ばし改善

 

作業に取り付けないというのは言ってしまえば先延ばし癖ということですが、これを改善するのには自己効力感というのが結構有効なんですね。

 

自己効力感というのは「やればできる!」という感覚で、自信とはまた違ったものです(自信はなんとなく「自分って凄いなぁ」と思う感覚)

 

自己効力感を得るとどんなメリットが有るかと言うと先程あげた先延ばし癖の改善に加え、

 

  • 勉強と仕事のパフォーマンスが上がる!
  • 人生の満足度も上がる!
  • 家族の関係も良くなる!

 

なんていうこともパレオな男で触れられていますね。https://yuchrszk.blogspot.com/2018/07/8.html

 

じゃあどうやって自己効力感を得ればいいかって話ですが、基本的には教育段階で努力や戦略、選択を褒めてあげるというのが大事みたいです。(例えば毎日コツコツできたから成功したねとかこういう計画を立てられたから成功したねとか。結果を褒めても良いんだけど、結果が全てみたいにすると自分が成功できることしか触らないノンチャレンジャーになるので注意)

 

参考:人生をイージーモードに切り替える「しなやかマインドセット」の育て方 | パレオな男

 

「大人は鍛えられないってこと?」というとそういうわけではなく、成功体験を積んでいけば上がるっぽいです(曖昧)

 

「筋トレしたら人生変わった!」みたいな意見をよく聞きますが、あれこそ肉体が目に見えて変わるので自己効力感を鍛えるのにめちゃめちゃ良い手法だったりするので、多分人生変わったのはやればできるって感覚が養われたからなんじゃねと個人的には思ってます。

 

自己効力感の肯定は「自分の「自信」レベルを正確に判断するための10問 | パレオな男」を見れば判断できるかと。

 

セルフコントロールで先延ばし改善

 

セルフコントロールっていうのは我慢する力のことで、「漫画読みたいけど勉強しよう!」みたいに自分を律することのできる能力を指します。

 

なんでセルフコントロールを養うことができれば、先延ばし改善はもちろん、様々な誘惑に強くなり本当にやるべきことに集中することができるって寸法です。

 

セルフコントロールを高める方法はいくつかありまして、例えば「何かをする前のルーチンを設定する」とか誰かに見られながらやるべきことをやるとか。ただこれらは根本的な解決にはならないので微妙ではあります

 

どんなセルフコントロール訓練が効くのか?のメタ分析が出てたよー | パレオな男

 

上記記事で様々なセルフコントロール能力の鍛え方の効果量が載っているので上記参考の上やってみるのもありかと思います。僕はマインドフルネス瞑想を試していますがメタ分析の中では比較的効果量少なめですね、ただ0.44あるなら十分な感じしますけど。(0.5あったら十分効果あるといえる)

 

まとめ

 

  • タスクシフトで集中力を効率化
  • 自己効力感で先延ばし改善
  • セルフコントロールで先延ばし改善

 

って話でした。大体この3つ抑えておけば努力に苦しむ頻度は少なくなるんじゃないかなぁと思います。

 

タスクシフトに関してはストップウォッチでも使って作業時間計測すれば自分向きの切り替えタイミングがつかめるはず。

 

他二つは僕の場合自己効力感はやたら高いみたいで体験談提供できなくて、セルフコントロールは途中にも書きましたけどマインドフルネス瞑想を試して改善試みてます。

 

大体2週間ぐらいはやってるんですが、確かにやるべきことを放置して次の日迎えるみたいなことは格段に減りました。瞑想なら一人でも始められますし、手軽なんでとりあえずやってみるのおすすめしたいところです。

 

---

 

余談

 

6週間で体と心がバージョンアップする「カリフォリニア大学式 人生改善プログラム」 | パレオな男

 

という記事を見つけまして、内容見たんですけどハードすぎますねこれ……。ブートキャンプ感ある

 

あと面白かったのは途中でも紹介した「自分の「自信」レベルを正確に判断するための10問 | パレオな男」に書かれていた、

 

  • 世界の平均値は29.55
  • 日本の平均値は20.22
  • フランスの平均値は32.19
  • コスタリカの平均値は33.19

 

の部分ですね。日本の自己効力感低すぎワロタ(2002年調査)

 

みんな「どうせむり」という感覚を世界と比較すると高めに持っていると考えると、チャレンジャーが少ないわけで落ち目になるのもわかるかなぁという感じ。

 

2002年の調査なんで今どうなってるかは知らんですけど、あんまり変わってないような気はする。教育機関が努力・戦略・選択を褒めて結果至上主義みたいに育てないことができたらまた変わるんですかね

 

参考:人生をイージーモードに切り替える「しなやかマインドセット」の育て方 | パレオな男

 

結果至上主義が悪と考えると体育会系はだいたい悪の権化だなぁ(遠い目)