ベネフィットを具体的にするのは大事なことなんですけど、どこまで具体的にするべきなのかって話に悩む人は多いかもしれんす。
ベネフィットを具体的にする時は大体字がうまくなるよ→それになんの意味が→字が綺麗だねって言われるようになるよ→それになんの意味が→
みたいに掘り下げていくんだけど、これを無限に続けると大体幸せになるからみたいになってくるんですよね。(上の例だったら矢印に続いて、嫌な思いしなくなるよ→ストレスが減るよ→それって幸せじゃん。みたいな)
ここで思い返すべきはベネフィットを具体的にするのは訴求力を高めるため、って部分。ただメリットを上げるだけだと、人間は深掘りする能力がしょぼいので「それって俺になんのメリットがあんの?」となってしまうわけです。かといって掘り下げすぎると幸せになるとかいう逆に抽象的になってしまうというジレンマがあるわけすな
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ベネフィットを具体的にするのは訴求力を高めるためですから、訴求力の高い情報を扱える段階で止めるべきと言えます。
訴求力の高い情報は
・性
・欲(金)
・不安
・自尊心・義務感
に関わるあたりですね。
性は肉欲、愛、友情なんか。
欲は金ベースで収入増や節約、安さ。
不安はみんなと同じでいたいという気持ちや、老後への不安感。健康でいられるかなど。
自尊心は「立派な社会人ならスーツにこだわれ!」みたいなの。プロ意識があるからこそ欲しくなるそんなやつ、プログラマーならプログラマー向けキーボードとか
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ベネフィットは上のあたりまで来たら止めるとよろしいかと思います。
「字がうまくなる方法」であれば字が綺麗だとモテるよ(性)とか、みんなにバカにされなくなるよ(不安)とか、大人としてふさわしい文字がかけるよ(自尊心)とか。この辺で掘り下げを止めるといいよねっていう話でした