INTP型のブログ

苦味があるな?

推測分野は偏見力だ

例えば人狼など、「確実性を求めるために最適化行動を突き詰めることはできるけれど、最終的判断は推測が必要」みたいなゲームってあるじゃないですか。

 

ポケモンとかもそうですけど、「この場面、おそらく相手の行動は2択。そのうちどちらの行動を取るかは人それぞれだけど……」みたいに推測する場面が出てくる。

 

常に統計的データを元に戦えるならいいですけど、そうもいかないのが現実なわけで、そういった場面で勝つために必要なのは偏見力だと思うんですよね。

 

「受けパ作ってるぐらいだからここは強気択じゃなくてじこさいせい押してくる」とか「もし彼が人狼だとしたらあの場面は強心臓すぎる、声質や普段の立ち振る舞いから考えると考えにくい」とか。

 

確実な答えが言えない場面はどうあがいても複数の選択肢から確実に正解を選ぶことはできないわけですから、経験値による偏見力を高めていくしか無いんですよね。

 

---

 

多分択ゲーが強い人ってこういう能力が優れているのかなと思うんですよ。

 

僕なんかはこれがめちゃくちゃ苦手で、相手の行動パターンや想像される可能性みたいなのを網羅することはできるかもしれないんですけど、それに優先順位を付けていくことが非常に苦手。

 

何故か考えた時、大抵の場合相手に対して「自分だったら」思考を使ってしまうからだと思うんですよね。何かしらの要素によって絞り込まれた、類似性の高い集団だったらこの思考も優位性を持つのかもしれませんけど、大抵の場合は無作為なため自分と相手のブレによって選択肢を見誤るわけです。

 

択ゲーで勝っていくためには抽象的認識をしつつ、「この傾向Aを持つ人は緊張レベルの高い場面は守りの選択肢を取りやすい」みたいな確率的に高い偏見を身に着けていくのが必要なのかなと。

 

よくゲームをしていると最適行動を煮詰めた結果ある程度の上位陣まではいけるんですけど、どのゲームも最終的には読み合いの場面が発生してそこで負けることが多いので、この偏見力を身に着けていきたいなっていう。