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苦味があるな?

ポーカーフェイスの存在から考える本当に相手の心を読む方法

様々なカードゲームやボードゲーム、対人要素を持つ何かは極めれば極めるほどセオリーが確立していき、知識や経験値での差がつきにくくなってきます。

 

では本当の上位層が勝つために必要なことは何なのか?

 

”ポーカー”フェイスなんて言葉もある通り、相手への感情の露出を防ぐというのがめちゃくちゃ重要であり、これは逆説的に相手の現在の感情を読み取るということが勝つためには必要であることを示しているわけです。

 

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よく日常系アニメなんかでババ抜きをしてみたら、ジョーカーに手が触れた瞬間めちゃくちゃ顔がほころんでしまうなんてキャラがいたりするわけですけど、感情というのはそれだけ相手に情報を与えてしまいます。

 

だからポーカーフェイスを貫くんですが、我々は人間ですから何かしらの要素で感情が表に出るものです。

 

その機微に気づくための能力は科学的には”共感力”とされており、つまりは相手の嘘を見抜きたいのであれば共感力を鍛えることこそが本当に必要なことであります。

 

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よく「いま唇を噛みましたね」なんて相手に伝えてまるで表情や仕草によって相手の嘘を見抜いたようアピールする人が居ますけれど、表情に注目した結果嘘が分かったなんてことは実は無いと言われています。

 

これはおそらくですが緊張状態に陥った結果なのか興奮状態に陥った結果なのか、表情からではその差異を読み取ることは個人差がある為難しいという話なのかも知れません。(また笑顔を作るのは言うほど難しいものでもなかったりで、偽りの表情はたやすく作れるということでもあるのかもしれない)

 

そもそも冷静に考えてみると極限の賭け事の中で、何か癖が見つかった時それを相手に伝える必要性って無いんですよね。その癖が出続けている限りは勝てるわけですから。

 

ああいったパフォーマンスじみたアピールは尋問に近く、相手に「私はお前のすべてを見通している」と言う錯覚をさせて緊張状態に陥らせ、ポーカーフェイスを崩す。わかりやすく言えば動揺させるためにやってるだけです。

 

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共感力を鍛えるためにできることとしては、このようなものが挙げられています。

 

  1. ヨガ
  2. 瞑想
  3. 祈り
  4. 自然に触れる
  5. 宇宙の壮大な写真を見る
  6. 自己犠牲をテーマにした作品に触れる
  7. 難解な純文学を読む

 

https://yuchrszk.blogspot.com/2015/02/blog-post_10.html

 

 

個人的には信用しにくい話でもあるんですが、この7つのことを突き詰めていけば嘘を見抜けるようになっていくかも知れません。最近ボードゲームをよくやったりするので、ちょっとやってみようかな。

 

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ちなみに「今すぐ嘘を見抜かせてくれ!はりあっぷ!」って人向けには表情を見ずに声だけに注目してみると相手の嘘(というか本当の感情)を見抜きやすくなるというものがあったりします。

 

https://www.researchgate.net/publication/320319232_Voice-only_communication_enhances_empathic_accuracy

 

イエール大学の研究で、1,800人の男女が対象。全部で5つの実験を行っていて、

 

  1. 相手の顔だけを見て心を読む
  2. 声だけを聞いて心を読む
  3. 顔&声から心を読む

 

という3パターンのうち、どれが最高の方法なのかをチェックしております。

 

詳しい結果やデザインとしては下記ページを読んでください。声だけで判断したほうが相手の感情を圧倒的に読めたってのが結論みたいです。

 

https://yuchrszk.blogspot.com/2017/11/blog-post_5.html

 

※こう考えると通話というのは感情がダイレクトに伝わりやすい媒体なのかもしれませんね(電話している時別のことを同時にやってたら話は別だろうけど)

 

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よくボードゲーム人狼なんかだと、ひたすらに喋ることで

 

  • 自分の感情を隠す
  • 相手のリソース(思考力)を奪う
  • 情報を聞き出せる可能性を増やす
  • 思考を誘導する
  • 記憶を奪う(情報過多により)

 

なんてパワープレイをする人も居たりするんですが、それだけ我々は情報量が増えることによって正しい判断を下せなくなる可能性が高いということなのでしょう。

 

判断に困った、よくわからないと言った時は我々の脳内リソースを一番食っているであろう視覚情報を閉じることも大事なのかも知れません。

 

(こうして考えてみると心眼とか言って目を閉ざしてるキャラって、視覚情報をなくすことで余ったリソースを別部分に割いて超人的力を得ているのかなと思ったり。いやフィクションなんだけどさ)

 

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最後に「共感力を鍛えて攻めを身につけるのはいいけど、動揺しすぎて守りが雑魚すぎる。ポーカーフェイスを身に着けたい」って人向けの情報としては対HSP系の話が面白いと思います。

 

HSPというのは単純に言えば「極端に動揺しやすい人」、情報に対して普通の人より過敏な人と言えるかも知れません。

 

例えば大きな音や人の話し声に集中を削がれてしまったり、昔から照れ屋で内向的、社会に対しての不安も大きいなんて人も相関性の強い属性のようです。

 

要は動揺のしやすさというのは情報への過敏さであらわせる話しで、逆に言えば少しでも情報に対して鈍感になれればいいわけです。

 

くっそ手軽にやるのであればGABAってサプリを一発かましておけば動揺しづらくなりますし、認知療法系を進めていけば根本的解決もできるかも知れません。

 

この辺の話を掘り下げるのはぶっちゃけ面倒なのでここまでで!