と思った話。
鏡を見ると……?
https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fccp0000453
上記は
- 84人の若い女性を対象に、2週間半数にだけ外見のチェック頻度を減らすよう指示
その結果
- 減らしたグループは外見に関する否定的思考が減少した(身体不満・抑うつ・社会不安など)
となりました。
なおここでいう外見チェックというのは「鏡をじっくり見て肌や髪型をチェック」することや「頻繁なメイク直し」、「見た目の嫌いなところをファッションで隠す」、「鏡を使った体型チェック」、「他の人に今日の見た目はどう?」と尋ねる行為など。
基本的に鏡をじっくりと見る行為はボディイメージを損ないがちという結論なのですが、現代女性にメイクは必須行為でしょうからなかなか難しい所さんですね。
女性がAVを見すぎると……?
男向けのAV見すぎ系データは多いですが、女性の研究は少なかったり。
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/jwh.2018.7006
上記は珍しい女性がAV見た場合の研究。
706人の女性を対象としたもので、
- オナニーにAVを使う女性は優れたスタイルの女性を見すぎるせいで自分の体型に自信がなくなる
ことがわかりました。
また83%の女性がAVを見たことがあり、そのうちの43.5%がオナニーに利用していたとのことです。
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根拠としては鏡見やすい + AVの落とし穴が存在するという感じです。ぶっちゃけそんなに根拠としては強くない感。
ちなみにこういったボディイメージがネガティブになってしまっている場合はセルフアクセプタンスを利用すると修正しやすいです。
ボディイメージの改善方法
よく「そんなん気にしなきゃいいじゃん」と、ネガティブな人に言葉をかけちゃう場合あるものですが、基本感情の否定は裏目にしか出ないです。
ドキュメンタリー映像を見せて「シロクマのことを絶対に覚えないでください」と指示されたら普通グループより逆に記憶しちゃったというデータが有るぐらい、否定しようとすればするほど意識に入ってくるのが人間の脳なので。
ではどうするかといえば『受容 + 肯定』ですね。
もし(自分って…)みたいにネガティブなイメージが湧いたとき、そんなことないと無理やり否定するのではなく
- そう思った気持ちを一度受け入れる姿勢になる(そう思ってしまうのはしょうがない)
- 感情の動きを第三者視点で捉える(私は自分のことを○○だと”思った”)
- つらい気持ちになった自分を慰める(つらかったね、よしよし的な)
としてみるのが良いです。
セルフアクセプタンスって要は道端で転んで大泣きしてる子供に「そんな程度で泣くんじゃねぇ!」と言うのではなく「痛かったね、よしよし」とか「痛いの痛いの飛んでいけー」などの慰める姿勢を自分に向けるってやつなので。
まず最初の姿勢として受容の態度を取らないとよりネガティブなイメージが強固になっちゃったりするので気をつけてくだせぇ。