人が商品やサービスを選ぶ時、比較点として用いるポイントは色々あるわけですが、その中の一つに権威性というものがあります。
権威付けをする時ってどうしても緊張するというか、「この程度のものを権威として打ち出したら逆に低く見られるんじゃないか」と感じるんですが、これはもうまさに専門家ほど陥る罠なんですよね。
昔から言われてることですが、その道の人間が魅力的に思うことと、一般的消費者が魅力的に思うことって違いがちです。
例えば僕なんかは10年ほど駅伝競技をやってたので、箱根駅伝を見る際シューズやフォームやストライド、ピッチなど色んな部分を見てすごい選手とそうでない選手を見分けて楽しんだりするんですが、一緒に見る家族なんかはハテナマークなわけですよ。
そんな比較しにくい情報より、やってる人にとっては常識的な「この人の5000mのベストタイムは相当速いけど、10000mのベストはそれに対してそんなに速くないから、20kmはあるこのコースは結構しんどいかもね」みたいな話のがまだ分かるし面白いんですよ。
専門家にとってほとんど常識みたいな情報こそむしろ一般人である消費者にはありがたい傾向にあるので、マジで何でもいいから権威付けする癖をつけられるといいと思います。
何でもいい権威付け考察
ただ実際考えてみると中々思いつかないので、身近な話で考えてみることにしました。(頭の体操)
- ウェブサイトで「SSLサーバー証明書が発行された安全なウェブサイトです」と書く
- ドメインが1年以内に更新された、更新性の高いサイトです
- 1990年代より運営実績のあるサーバー上で運営されているサイトです
- これまでに1000以上の記事作成経験のあるライターです
- GoogleやAmazonとの取引実績があります
- Kindle Unlimitedでの公開をAmazonより認められた書籍です
全部知ってる人にとっては当たり前 and/or 全く凄くない話なんですが、多分何も知らない人なら凄いと感じる話なんじゃないでしょうか。
感覚的に運営年数や公的機関、もしくは大企業とのつながりを感じさせることが出来ると権威性がつくんじゃないかなーと思いました。
改めて考えてみると「大したこと無いな」と切り捨ててるアピールポイントって色々ありそうな気がしたので、一度専門家バイアスっぽいものを停止させて考える癖つけたいですね。