INTP型のブログ

苦味があるな?

反物質と運

なんでも「世界が0から生まれてきたとしたら質量保存の法則に見合わないから、反物質あるよね?」っていう考えがあるらしい。

 

つまり+100の物質が0から追加されたのであれば、-100の物質も同時に生成されてないと帳尻が合わない(合計値が0にならない)よねという話みたいだ。

 

この考え方と似てるなと思うのが運で、よく良いことが起きたらその分悪いことが起こりやすいから調子に乗るなよとか聞くし、逆に悪いことが起きたらその分いいことが起きるというのも聞く。

 

まさに帳尻を合わせるという考え方で、反物質の話と親しい。

 

しかしここで疑問に思うのが運が良かったかどうかは割と主観的なのではという点である。

 

極端な話、交通事故にあって半身不随になっても「いやぁ運が良かった、なにせ死んでないからね」とか思う人もいそうじゃないですか。

 

要はポジティブな人間にとって、悪い出来事も良い出来事に変換されうるって話で、ここまでの話とすり合わせるとポジティブな人間は客観的に見たら悪い出来事に遭遇しまくるのではないかっていう。

 

でも現実的に考えたらそうでもないと思うわけで、じゃあ運が帳尻を合わせてくるなんて言うのは宗教的価値観でしかないんだろうなという。

 

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運についてわかりやすいなと思った解説があって、それは鳩の糞をぶつけられるのは鳩の糞が振ってくる場所にいたからだというやつ。

 

鳩の糞が頭に落ちてきたら不運だと思いますが、周りを見てみると足元には白いのがズラリ。鳩の糞が落ちかねない場所にいたからぶつけられたというですね。

 

つまり運というものは発生条件と発生確率と試行回数の上に成り立つものということです。

 

鳩の糞に当たるためには鳩の下にいなければならない(発生条件)、ということは鳩の糞が多く落ちている場所にいれば日常的に鳩がいる場所なため下に居やすくなる(発生確率)、そして留まる時間が長くなるほど試行回数が伸びるので当たりやすくなる(試行回数)ということ。

 

成功者が運が良かったという言葉を使いますが、あれを紐解くと「成功するための必要条件をクリアした上で、発生確率を高め、試行回数を稼いだ結果」ということになりますね。

 

まあただ最終的に発生確率というものが絡んでくるので一生涯当たりくじを引けない可能性もあるわけで、そういう意味では運が良かったというのも正しいのかもとは思いますが