って、誰が言い出したのか知らないですけど、何だその極論はって思うんですよね。
多分想定してるのは、なんていうかこう「高いけど、その価値が十分あるものは買っておいたほうが長期的に得が多い」って話で、まあわかるんですよ。
ただ、名言風にまとめたいがゆえにエラーが多くて、例えば
A「ソシャゲでガチャ引きたいけど、今月厳しいからなぁ…」
B「迷う理由が“値段“なら買えっていうぞ」
A「っしゃ!全力や!」
みたいな展開は多分想定してないし、なにより普通に考えてソシャゲ課金にパチスロギャンブル。この辺に金注がない理由って『値段に対しての価値がないから』って部分で、仮に迷う理由が値段なら買え理論を当てはまちゃったら無限に期待値的にマイナスのギャンブルに身を投じちゃったり、サービス終了したら無価値になってしまうソシャゲに全力しちゃったりしちゃうんじゃないって思うんですよ。
もちろん娯楽に対して一定の水準でお金を投じるのは、楽しく生きていく上で重要なことですよ。だからソシャゲ課金やギャンブルをするなとまでは思ってないです。
ただ『迷う理由が“値段“なら買え』が、疑う余地なく正しいものであるとしたら、葛藤がうまれた時常に全力でお金を投じることになるわけで、生活費やらその他諸々切り詰めてまでリソースを割くのは明らかに浪費だし、人生下手じゃねと思うわけです。
だから『迷う理由が“値段“なら買え』って言葉、はっきり言えば嫌いなんですよね。
『値段に対してのリターンがそれ以上なら、高くても買え』なら認めてやらんでもない(謎の上から目線)