INTP型のブログ

苦味があるな?

エンタメの真理

logmi.jp

 

畑:2年ぐらい経った時に、真理を得たと思った。その頃の真理のすごさは、作画をしながらネームが描けた。

 

ここでいう真理っていうのは高い再現性を持つ何かですよね。

 

高い再現性を持つ何かとは面白いと感じさせられるフォーマットだと言えると思うんですけど、これは多分同じものを同一の作品の中で使い続けると飽きられる。だから

 

畑:だけどその見つけたと思った真理が、次の年は使えない。

 

っていう現象が起きてるんじゃないかなぁと思います。

 

僕自身、動画投稿をしていて初期に比べると再生数、反応率ともに若干減少して一定のラインを保っている感じがします。

 

動画の作り方自体は変えてないですし、取り扱う内容を同じぐらい。むしろ作るたびに洗練できている……と思っているんですが、それでも初期の雑に作ったコンテンツより見られない動画もあったりします。

 

で、単に飽きられていると思ってたんですけど、それは構造の話であってやり方さえ変えれば飽きは解消できるのやもと、この話を見て思いました。

 

ワンピースやこち亀なんかは特にそうだと思うんですけど、あれだけの長期連載をしていて完全に同じフォーマットだけで戦っていたらほぼ間違いなく飽きられて連載が終わってるはずです。でも実際は長期的に連載し続けていた。

 

物語のテーマはその時その時で違うものを扱ってはいると思いますけど、それだけでフォーマットが同じなのであればそのテーマに興味がある人は見るかもしれないけど、それ以外の人は飽きて見なくなるはず。

 

テーマとは例えばこち亀なんかは時事ネタを扱ったり、お金儲けの話を扱ったり。ワンピースであれば空島編だったり、シャボンディ諸島編だったり。

 

フォーマットとは、例えばこち亀であれば【金儲けの手段を見つける→実際に稼ぐ→調子に乗って雲行きが怪しくなる→頓挫して両津逃げる・部長が切れて両津を探す】みたいな展開。ワンピースで言えば……あんまり詳しくないので分からんですが【島に着く→トラブルに巻き込まれる→仲間ピンチになる(もしくは島の人がピンチになる)→ルフィが助けに来る(もしくはクルーが助けに来る)】みたいな感じでしょうか。

 

僕の動画の場合フォーマットは【前語り→解説触り→面白いとこ(それに対する反応)→補足情報→締め】って感じなんですが、要はここが冒頭の記事で触れられてる真理に入る要素だと思うんですよね。

 

つまり今抱えている視聴者が飽きている感覚を払拭するためには、新たに面白いフォーマットを考えるのが良いと言えそうなんですが……なんですが、難しいですね。

 

特に厳しいのが流れを組み替えると、視聴者側からすると好きなものの改変をされたと感じるので、批判的になりやすいんです。もちろんそれを感じさせないように巧妙に変えるというのがプロなんでしょうけど、難しいよなぁ……っていう。

 

なんにせよ飽き改善の手段として新たなフォーマットを採用してみるというのは面白そうだし、新たな気付きでいいですね。とりあえず茶番を冒頭に入れるタイプは批判殺到したんで、それ以外の手段でどうするか考えてみます。