カフェイン抜いたら眠すぎて昼寝したら夜ふかしコースに突入してしまった。
やたらめったら読んでたので、全部網羅できてるかわかんない。あと、仕事で読んでた本は身バレ回避のため避けます。仕事の本は全部で12冊ぐらい、多分。
完全無欠の賭け―科学がギャンブルを征服する
結構前に読んだのと、使えそうな感じではなかったのでうろ覚え。過去の事例を元に賭け事で勝利を収めてきた手法が色々書かれてる。最近のものだとブックメーカーだっけ。
近代になるとネット上の賭けに対してbotが最適解を叩き出して、それに対応できなかったやつが搾取されるって構図になってるっぽい。対人戦のポーカーですら、近代はGTO戦略とかいうのができちゃってるぐらいだし、確率がベースの勝負事は如何に熱に浮かされず、淡々と手を打つ付けられるかなのかなと思った。
アイデア大全
典型的な満足度は高いけど、得られたものは何かと聞かれると特に何も浮かばない系の本。
選択肢が多いほど満足度が高まるけど、その代わり選択ができなくなるって研究があるんだけど、だからこの本みたいにいろんな手法をまとめてるタイプの本は取捨選択できる人じゃないと、なんかモヤッとした読後感になる。
個人的にはディズニーで使われてるとかいう、夢想家の部屋、実務家の部屋、批評家の部屋ってアイデア構想は面白いと思った。逆に言えばそれだけ。
ちな、この本を読んで「本書くときこのスタイルなら楽だし満足度上げられそうだな」と思ったりした。今後は読者体験の最大化を目的にしたいのでもうやりません。
本当の自由を手に入れるお金の大学
クソ売れてる本。順当に良かった。
いわゆる財テク本で、良く言われる携帯を格安simに変えようって話から、家賃の交渉方法、投資についてとかが書かれてた。
これをベースにより具体的なことを調べていくといいのかもしれない。お金のことをあんまり真剣に考えてない人に送ると捗りそう。
必勝法の数学
ムズすぎて何言ってるかわからなかった。ただ、例えばYoutubeネタとしてじゃんけんとかババ抜きとか2山崩しとか、そういうのの確率的に正しい戦略を動画にするというのはウケそうだなとか思った。
ついでにウェブページ作って、そこで実際に最適戦略を取るAIと戦えるとか、ランサーズで企画の趣旨を伝えず強いと思われるじゃんけんAIと対戦してもらうとかも面白そうだなとか。(勝敗をストックして勝率が出せる)
結局やってはいない。大事なのは戦略を考えることと、それを本当にやるべきか慎重に判断することなので(あんまり出来てないけど)
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
世界史勉強したかったんだよな~と思って手にとった。
なんとなーく読んだら全く内容が頭に残ってないので、マインドマップやらフラッシュカードやら片手にちゃんと勉強したほうがいいと思った。
一度読んだら絶対に忘れない世界史人物事典
世界史勉強しry
他の目的として、文章の冒頭に入れる引用文を考える上で、偉人知ってたら便利だよな~と思って買った。
結論から言えば、引用文を用意したいのなら名言集を買ったほうが100倍ぐらいマシだった。俺は一度書き込んだら忘れないストレージではないのだ。
人類最強のヴェネチア(小説)
本屋で「お、表紙ええやん!」と思って買った。とある作品のスピンオフの最新作で何一つキャラクター設定がわからず死んだ。
とはいえそういう作風と言われたらそうなのかなと思ったので、存在しない記憶に溢れながらなんとか最後まで読んだ。
読後調べて「これが初見の人間に売られてる世の中じゃなくてよかったわ」と思った。
アマテラスの暗号(小説)
小説というより陰謀論に軽くふるい分けされそうな日本史の解説本だなと思った。ちなみに何一つわからなかったので頭が爆発しそうになってた、なぜ買ったし。
主人公が歴史の解釈を言う(衝撃的内容)→周りの奴らが「そんなわけ…」と言いつつも反論が思いつかない。という展開が続いて、「さすおに感あるな……」と思って読んでた。でもこれぐらい思い切り良いほうが面白いのかもしれない。
日本史知識にゴリゴリ自信ニキならより一層楽しめる本なんだと思う。
殺戮にいたる病(小説)
描写がエグすぎて、外で読んでたんだけど、やたらめったら背後を気にしてしまった。怖いんよ
正直、読んでて感じてたのは恐怖心と登場人物たちへの「無能やん」って感覚だったのだけど、今にして思うと鬱々とした展開が肌に合わなかったと言うだけかもしれない。
ミステリ語るならこれを読めと言われてたりするらしいのだけど、確かに最後1ページの驚愕具合はすごい。もう一回読み返したくなるものあれは、まあ描写エグいから読み返してないけど。え、マジ?ってなるね
十角館の殺人(小説)
本格ミステリの金字塔、らしい。
本格ミステリという通り、クローズドサークルで人がどんどん殺されていく。この本も最後のひねりがすごい作品で、上の作品と違ってネタバラシにページが取られてるので満足感が高いと思った。(上の作品は構成上同じようには出来ないというのもあるだろうけど)
純粋に面白いと言えるミステリ小説って感じ。
謎解きはディナーのあとで(小説)
2巻まで読んだ。
本格ミステリ系のコメディより作品って感じ。ワンエピソードが短めで、なるほどこういうのが人気になるんだな~と思ってみてた。ドラマにしやすそうだなと思うけど、そもそも売れたからそうなったわけだし……
表紙ゲーだったりするのかなとか色々思いを馳せた。中身は本格ミステリに分類されるだけあって、トリックがちゃんとしてるなと思った。
執事の推理力はもはやコールドリーディングで当たればサイキック、当たらなければそれっぽいこと言ってお茶を濁すみたいな、そういう類のものにすら感じられるものがあったけど、作中の人というか主人公はそうとしか思えないと言ってたりするので、俺の考えが足りてないだけかもしれない。ちょっとおかしくねと思ったのは事実としてあるけれど。
よくわかる思考実験
スワンプマンとかトロッコ実験とかテセウスの船とか。オタクが好きそうな話がいっぱい。
読み終わったあと「どうやって使うんやこれ……」となってたけど、後々脚本の本を読んだ時、ジレンマをコンセプトにすると強いというのがあって、そこで使えるなと思い出した。
ロボとーちゃんはスワンプマンだし、シュタインズゲートはトロッコ実験だなとか思った。ちなこういう究極の選択をソフィーの選択と言ったりするらしい。
勝てるデザイン
デザインについて学ぶ助けになりそうな気もするけど、そんな使えるものでもない気がする。デザインに抜け道なしという話なのかもしれない。
個人的にワークシートは使えそうだなと思った。あと、良いデザインを作るためには良いコンセプトが必要というのも胸に刺さった。
ただ、逆に言えばそれぐらい。デザインを本業にしてる人だったらより多くのことが受け取れるのかもしれない。
シンプルだけど強い! 点・線・形から生まれるデザイン
絵心がなくてもこういうのを使えば多少はイメージを伝えられるんだなと思った。
事例が紹介されていく本で、どうやって点線形を使えばいいのかは特に解説されてなかった。
まあでも四角を使うとカクカクして理系っぽさが伝えられたりするんだなとか、視線が左上から動くことを考えるとそこから同じ図形を小さくしたり大きくしたりすれば拡大縮小のイメージが伝えられるなとか、色々思いついたことはあった。
コンサル一年目が学ぶこと
それなりにこういう類の本は読んできたと思うので、そういう意味でいうと目新しい情報はなかった。ただいい本だとは思う。
結論から話すべき、フォーマットとしてPREP法というのがある、って感じで専門用語の存在が知れたのは良かった。
専門用語を使うと判断のヒューリスティックと言って、自動的に聞く体制を取らせられたりするので。権威付け大事
感情から書く脚本術
個人的にここ3ヶ月ぐらいで一番いい本だった。
脚本術について何一つ知らなかった自分としては全てが新鮮で、多数載せられてる具体例は脳髄を刺激した。
久々にマインドマップを持ち出して勉強する予定。
ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる
結構面白かった。3幕構成をより細かく知るのに使えそう。
アウトラインから書く小説再入門 なぜ、自由に書いたら行き詰まるのか?
プロットの書き方とかコンセプトの考え方とかキャラクター設定とか。
ためになると言えばなるんだけど、正直コレとストラクチャryの本は、感情から書く脚本術で割と回収されてるので、そっちを完全に把握したらほぼいらない気がする。プラスアルファって感じ
ちなみにキャラクター設定の項目でエニアグラムの話が出てきたりする。mbtiを出すんだyo!(ちなみに非推奨らしい)
ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法
ほぼ自伝、俺は正直合わなかったけど評価クソ高い。
「さっさと失敗させる」という方針やピクサーでも創業当初は赤字ばっかで随分とハードワークをしていたという事実は勇気がもらえる。トイストーリー2は最悪のプロジェクトだったようで、成功したからいいけど大変よなっていう。
そういう意味では生存バイアスの権化かも知れないけど、ピクサーの方針であるアイデアより人って考え方があれば、大してリスキーな選択じゃなかったのかも。
ただ、勘違いしちゃいけないのは、最高の人材が揃った上でっていう点よね。ブレイントラストっていう、素直に意見を言い合える場を用意するっていうのがピクサーの肝みたいなんだけど、そこに集まってるのが脚本について熟知している人たちだからこそ良いわけで、そこに我の強い素人が入った日には崩壊する制度よなっていう。
何が言いたいかと言えば、無能な働き者がいなくてよかったねという話。そう考えるとアイデアより人の裏には人(有能な人を集め、無能を排除する)ってのが隠されてるんだろうね、せちがら。
コールド・リーディング: 人の心を一瞬でつかむ技術
詐欺師になりたい人は読むといいです。
ざっくり言えばいい雰囲気を作って、当たらなくてもいいからそれっぽいこと言って、外したら色々展開しつつ相手から聞き出して、それでもダメなら謝ってさっさと次に行くって手法。……いや流石にざっくりすぎだから、気になる人は読んでくれ、具体例いっぱいなので
しかし、聞き出すのではなく話させるというテクニックは凄いなぁと思った。例えばそれっぽい雰囲気で「私には水難事故の映像が見えます、あなたに関わりのあることです」っていうのを語調を上げて言うだけで、言い切ってるような雰囲気なのに、質問にできるのだとか。確かにこう言われたら(水難事故なんてなんかあったっけ?)と思い返すし答えちゃいそうだよね。
影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか
積んでた本を改めて読んでみた。面白かった。
一縷の隙もなくトップクラスに凄い心理学の本だと思うので、揚げ足だけとると一貫性の原理で出てくる朝鮮戦争のときに中国が行ったとされるアメリカ捕虜への洗脳は、実際のところ拷問がほとんどだったとか、キティ・ジェノヴィーズ事件で知られる38名の人間が女性が暴漢殺害されるのを見てるだけだったというやつ。あれも実際は見てないって話らしいリンク
ただ、その辺の細かい事例は置いといて、普遍的に知られる心理学の悪用事例とか読んでいくとクソ面白いので、大人気なだけあるなって思った。とりあえず好意振りまける人間になりたいですね。
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他にも読んだ本あるけど、仕事関連なので伏せときます。その他読んでみたけどクソすぎて読むのやめた本もそこそこあるんですが、それらもめんどいので書きません。
もっと読んでるかな~と思ったけど、そうでもなかった。本書いてる期間、一切読んでなかったのでしょうがない気もする。(平均とると7冊/月ぐらい)
就職まで暇なので、また読書マン目指そうと思います。重いアウトプットもないし大丈夫でしょう。(一番の問題は書籍代よな…)
そのうち本整理して、良かった本まとめて紹介とかしたいですね。
おわり。