1000万円貰ってゲーム作ってる人、久々に見に行ったらインディーズ開発がよくやる「初期投資が足りなくなって追加投資を募る」という失敗路線に行ってて残念だった
— 砂鉄 (@satetu4401) September 27, 2021
ここに突入したら立ち直るのほぼ無理なので彼の今後はさておき、何故だめなのか、どうしてこうなったのか、今後どうなるのかを話そう
多分これHytacka氏のことだと思うんだけど、あれに関しては考え方がちがくねと思う。
1.何故駄目なのか
— 砂鉄 (@satetu4401) September 27, 2021
初期資金が足りなくなってきた、という事はそもそも「ゲーム開発に幾ら掛かるか見積もりせずに作り始めた」ということ、1000万円のプロジェクトをそんな雑さで始める人間がゲーム完成させられるわけねえだろアホか
ってあるけど、そもそもこの企画は講談社のゲームクリエイターズラボの出資を目的として作られたものじゃなくて、自分が世界一面白いアクションRPGだと思うものを世の中に打ち出すって背景があっての出資だから、一般的なビジネスで必要な演繹的思考は必要ないと思うんだよね。
どうしてこのアクションRPGがゲームクリエイターズラボに選ばれたのかと言えば、その夢の実現のために邁進するスタイルが評価されたからだと外野的には思えるし、なおさら堅実なゲーム制作スタイルが必要なのかという疑問があるという。
ようするにこれは夢であり物語なんだよね。
「会社一年でやめてフリーターになった元ゲームクリエイターが、世界一面白いアクションRPGを目指し制作している」っていう背景ストーリーが評価されるゲームであって、現状の資本で作れる最大公約数的ゲームを出そうという姿勢はそれとは真逆のスタイルで。
だからむしろこれは若干の無計画さがあってもいいぐらいなんだよ。頓挫するかどうかすらも、このゲームの面白さなんだから。
そもそも追加出資を求めるということ自体そんなに悪いことか?とも思うし。
アメリカのシリコンバレーなんか、とにかくサービスを出すことさえできれば売上なんていくらでも上がってくるみたいな思考のもと、どうやったら納期を短くできるか→やっぱ金だよね→追加出資どーん!。みたいな感じで経営者はゴリゴリ金集めるのが仕事みたいなスタイルもあるみたいだし。
堅実な制作スタイルが必要っていうのはもちろんわかるし、シリコンバレーの事例なんかは特殊なものだとは思うけど、だからといって全てにおいて堅実さが求められているのかと言われたらそうじゃなくない。と思った話でした。