INTP型のブログ

苦味があるな?

未来予測の話とか

超予測力とかいう馬鹿っぽい本が詳しかったかと思いますが、基本的に専門家だろうが未来の予測をすることっていうのは難しいというのがあります。

 

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

 

上は、2015年の野村総合研究所のPDFなんですけどAIに奪われないだろうとされている仕事はアーティスティックな分野で、例えばシナリオライターだったり漫画家だったりが入ってきてるわけですが、

 

昨今のイラストAIやらchat gptのような自然言語処理系のAIを見る限りはむしろ逆にそこら辺りの職業の方が最初に危ない状態に陥るのでは? というのが一般的感覚なような気がします。

 

実際これからAIが本格的にビジネスの世界に参入してくるとして、どの職業が本当に失われていくかはまだわかりませんが、少なくともAI技術によって美麗なイラストや流暢な対話型AIが開発される未来を予測して書いた記事ではないように思います。

 

ここからわかることは「専門家の予測が必ずしも正しい訳では無い」ということで、実際冒頭に上げた書籍なんかではそんなニュアンスの話がつらつら挙げられていたりします。

 

じゃあ何が予測精度を上げるのかといえば、それは「統計だ」というのが主張で、客観的な蓄積されたデータと、それを確率的に読み解くことこそが正しい未来予測の方法だということを示唆しています。

 

これはAIが今やっていることとまさに同じでビッグデータは統計のためのデータであり、確率論的に読み解くさまはパラメータによって重み付けをし学習済みモデルを作ることと同じような話に見えます。(正直詳細わかるほど理解してないから感覚的な話だけど)

 

そもそもchat gptのようなAIがやっていることは、シンプルに考えるなら「この言葉に対して続くであろう適切な文字列は?」を解いているということで、それは形を変えた未来予測なんだろうなとか思ったりします。

 

ChatGPTを筆頭に信じられないレベルでAIが進化しているが「なぜAIがこんなにも『急激に』質が良くなったかを」を研究者本人たちですら説明できない - Togetter

 

最近、AIの進化を相転移と合わせて紹介したツイートが話題になってたりしましたが、個人的にこれは未来予測のためにはデータ量が重要であったことを示してるのかなーとか思いました。

 

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何の話をしたいかというと、こういう話を見ていったときに「うおおAIだ」とかそういう飛びつき方をしたくないなと思っていて、未来予測ガチ勢的存在のAIがパワーアップした要因がデータ量なのであれば、やはり未来予測をするなら過去から類推することは重要なんだなとか。

 

そうなのだとしたら、これからどういった生き方や考え方をするのが時代にあっているのかとか。

 

そういう事を考える一助にしたいなーとか。そういうことを思ったという記事でした。

 

結論だけ言うなら、よくあることわざのような「賢者は歴史に学ぶ~~」みたいな話なんですけどね。