※当然個人の考えです
そもそもweb3とはなにかといえば、分散型ネットワークのことを指していて、技術的にはP2Pを採用のDBを軸としたwebのことだと思っている。
分散型DB(ブロックチェーン)を採用したことで、そのDBを活用したweb群はそのブロックチェーン上で一意であることを保証されたものを扱うことができるようになった。
もともとweb2であっても、DB上のデータを一意であることを仕組み的に保証することは可能だが、集権的と分散的、つまり信用問題としての違いがある。
P2P技術のすごい点は、参加者の誰かが一人だけ改ざんをしようとしたところで、ほかが参照したデータとの違いによってそのデータのおかしさを証明できる点で、ブロックチェーンは論文としてそのデータの改竄不可能性を証明している(らしい、わかんないけど)
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そもそもwebは『情報の民主化を行った』という話が多く出てくるように思う。
ここで言う民主化とは専門的ではなくより多くの人に手が届く用になるということで、平たく言えば『権力など関係なく、誰でも扱えるようになった』というニュアンスで使われている。
つまり、情報の民主化とは高等教育であったり、特定の誰かとつながっていなければ得られなかった情報が、ネットワークを通じて誰でも得られるようになった。ということ。(すべての情報が、というわけではないが、間違いなく過去より今のほうが重要な情報へのアクセスが容易になっている)
昨今はAIの民主化なんていう言葉も使われるようになっているようで、実際問題chatgptを始めとして、誰でも簡単にAIを使えるようになった。数年遡れば、AIをちゃんと使うにはプログラマーとしての知識が必要だったのではないかと思う。
今現在民主化されていないものが民主化されるというのは歴史を見ると需要があるように思っていて、考え事をするときは民主化の視点を踏まえたかったりする。
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web3は民主化の歴史を見るのであれば、『紙幣発行権の民主化』に当たるのではないかと思っている。
紙幣発行権は当然国が持つものだが、実際のところはAmazonのような一企業も発行している。
Amazonポイントは実際、雑所得として厳密には申告しなければいけないもので、あれは金銭的価値のあるものを発行していることは間違いなく、抽象的に捉えれば紙幣発行権に近い。
他にも様々な企業がポイントを発行しているし、近場の商店街ですらもしかしたら商品券を発行しているかもしれない。
紙幣発行権はそう捉えれば民主的に思えるが、とはいえやはりその価値が紙幣に比べれば限定的であることは間違いない。
web3上で発行されたトークン、いわば通貨は誰でも発行できるようになっており、今この記事を書いている僕もオリジナル通貨を発行することが可能だ。
もちろんそれだけでは価値はないが、IDOなどを通して通貨にいくらかの値を付けて流通させれば、様々なDEXを通じて流動性が提供され最終的にはビットコインと交換することができる。ビットコインまで行けば仮想通貨取引所が円に交換してくれるだろう。
つまり一個人が円と変換可能な価値を持つ通貨が発行可能になる。紙幣発行権の民主化がweb3の魅力だろうと個人的には思う。
それがどういった未来をもたらすのかはしらんけど。
(上に書いた方法論でいうIDOは当然審査があるし、審査が通ってもちゃんと価値があるとみなされて買われるかもわからない。実際流通した後に、他通貨と交換するには誰かが流動性提供をする必要があり、インセンティブがあるためやってくれるかもしれないが価格変動リスクがあるため流動性が無くなる可能性だってある。そういう意味ではすごい簡単に金銭的価値のあるトークンを生み出せるわけではない、身銭きるなら話は別かもだけど)
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あと取引の民主化の側面もあるように思った。
基本的に特定アプリ内で発行されたオブジェクトはそのアプリ内でしか存在できないけど、web3では共有された分散型DB上にオブジェクトが存在するので、アプリ外にも持ち出せる特徴がある。
個人が誰かのウォレットにオブジェクトを送信することもできたりするので、メルカリのような特定サイトを通じて取引をするよりは手軽になっているように思う。
一応文書をデータ化することも技術的には可能なため、頭のおかしい誰かが所有権をNFTにして法的根拠として裁判で勝ったりしたら価値が生まれるかもとか思ったりした。
結局新しいことというのは価値があると断定できるような根拠が生まれるまでは価値が無いと言えてしまうし、そういうのがまともな脳みそだと思う。そんな中でも頭のおかしい人間が「これには価値がある!」と訴え続けて一緒に沈むか、そのまま勝ち上がるか。
この辺はもう政治的話なんじゃないかなぁとか思ったりした。お金目線で考えるなら所詮経済は人気投票に近いし
水素車とEV車どっちがいいかなんて知らないけれど、数世代先に道路を走っているのは今の政治的争いに勝ったほうでしょ。とかいう思いに近い
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タイトルに答えるなら、web3が解決する何かはあると思うけど、解決する以上の問題を生むかもしれない。という考え
先見性が別にあるわけではないので、今は単純に金が集まっているし、新しい技術なので年寄りも若者も古い技術よりは横一列でスタートできるところが気に入っているので、当面はweb3をやるだろうなという気持ち。
自分の中で、キャッチアップの速度は比較的得意なので、新技術で金になるは好奇心も満たされるし良い条件なのだよねとか思う。
mlbotみたいな絡めてでAIを触ってみたり、自然言語処理系を使ったウェブサイト作ってみたりでAIも触りたい気持ちあるけれど、今年はweb3かなと思ったり。
もうちょっと結果が出るのか出ないのか、確信が持てるまで時間がかかりそうなのでのんびりやっていきたいなぁという気持ちです。
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こっから全く関係ない話。
最近、思うのが
- リサーチしたデータ以外ノイズなのでは?
説で、結局詳しい人間の動向を追いかけたところで、それって断片的だしただしい未来を予測してくれているかも微妙だよねという。
つい前回書いたけど、正しい未来予測に必要なのはただひたすらに正しい未来予測に必要なための多くのデータなんですよ。そしてその正しいデータは少なくともTwitterを眺めていいねが多くついている著名人のツイートではないかなっていう
仮想通貨に関して言えば、ツイートもそうだし身の回りの自称詳しい人も2023はまあ冬が続くだろうなと言われていて、蓋を上げてみれば2023に入ってすぐ上げ相場。
今後どうなるかは定かじゃないけれど、今の温度感だけを見れば冬とは言い難い相場状況に思う。
自分を助けてくれるのは自分自身で集めたデータで、おかげで$aptの値上がりに乗れた。
そもそも自分はsuiを追いかけており、suiのtestnet wave2の公開告知ツイートを見てaptosを20$だけ購入した。
20$だったのは自己判断での投資に自身が持てなかったからだけど、結果として40$にそれはなった。
aptosはsuiと同じくmove言語を使っているメジャーなチェーンで、しかもメインネットがローンチされていた。
sui testnetの公開情報はsui自体も注目されていることから多くの人間に届くことが予想できて、suiの大きな特徴の一つはmove言語を採用していること -> move言語に投資したい -> メインネットローンチ済みのaptosに資金が流れる。と予想した
結果としてそれは的中した。
今後suiのメインネットがローンチされれば、チェーン自体にステーキング機能を提供しているsuiなため、一時しのぎとしてaptosに資金を置いているユーザーがsuiに移すことでaptosが下落しそうにも思う。
実際問題、この推測があたったことでaptosの波に乗れたのかは定かではないのだけれど、こういった考えを提供していたユーザーがいなかったことは確かだし、さらに言えばそんな人間がいたとしてそれを信用できたかという問題もある。
自分だって予測は外すし、他人だって外す。他人はそこから更に確度の高い儲け話はそんなパブリックな場所にさらさないと言えて、ということは信頼しにくいし、実際問題ノイズなんじゃないか。というのが結論
インサイダー取引から考えるに、リサーチのコツはどれだけ内部の人間が持つような情報に触れに行くかなのかもとかも思ったりした。
蛇足終わり