楽しい体験は過去のこととして語る
なんでも
- これから旅行に行くんだ!
- 1週間前に旅行行きました
みたいに未来と過去で語り方をかえた場合、これから旅行のケースのが嫉妬されやすかったとのこと。
未来への希望みたいなのがより羨ましさを促進するっぽい。
カードは2倍以上財布がゆるむ
1999年の実験だけれど、オークション形式の実験にて
- 現金:平均28ドル
- カード:平均60ドル
での落札を目指したんだとか。
カード払いのが金銭感覚バグるのはよくある話ではあるよね。
営利目的に見せると客足は遠のく
- 少しのお金で~
- 少しの時間で~
- ~(少しの部分を削除したケース)
という宣伝文句を作ったところ、少しのお金でのケースは客足が半分ほどになったとのこと。
一応少しの時間で~を使うことが推奨されていたけど、お金に触れないというだけでも良さそうではあった。
松竹梅で竹を選んじゃうのが人間
妥協効果と言われるやつで、人間は3つ選択肢がある場合、高価でもなく安価でもない商品を選びがちになる。
何かしら商品を作る場合は松竹梅と3パターンコースを用意したほうが良いのかもしれない
相対価格と参考価格
例えば
- 500円が100円引き
- 200円が100円引き
では、200円が100円引きのほうが安く見えてしまう現象を相対価格という。
要は割引額を絶対値で見るのではなく、割合で見るという話。
参考価格は予算を設定している場合、その価格をベースに物の価値を見てしまうというもの。
例えば予算5000円とした場合、7500円の家具を見たら50%増しでかなり高く見えてしまう。
予算を設定していなければ7500円の家具はいうほど高くは見えないというもの。
関係ない数字、アンカリング
ある調査によると
- スタジオ97
- スタジオ19
2つのレストランにて支払っても良いと感じた額はスタジオ97のほうが大きくなった。
他には並んだ2つの店舗にて、隣のセーター屋が1着10ドルで販売していたときと80ドルで販売していたときで、隣の言い値で取引をするCD屋にて言われた額は
- 10ドル→7.29ドル
- 80ドル→9ドル
となった。
本にて店の名前は一兆ドルカフェにしたほうがいいよとかまとめられてて笑った。
ボランティアには金を払うな
例えば引っ越しを手伝ってもらったとき、ほぼ一日拘束した後5000円手渡したりすると、「日給5000円とかひどい」となる。
逆に引っ越しを手伝ってもらった後、感謝の言葉を沢山述べて「なにかごちそうするよ」とすれば5000円分の食事をおごった日には大きな満足感を手伝った人は得る。
下手に相手の善意に対してお金を払うと、自分の労働を金銭的価値に換算してしまい、だいたいガッカリするのでやめたほうがいいという話。
授かり効果
今この瞬間あなたの手元にマグカップが現れて、自分のものとして良いとする。
要は自分の所有物にマグカップはなったわけだけれど、そうなった瞬間そのマグカップの価値は倍になってしまうというもの。
実際の研究では
こうしたとき、買い手側は平均2.25ドルを提示したのに対して、売り手側はその2倍を提示したというもの。
他にも当時人気の高かったスーパーボールとそうでもなかったキーホルダーを用意し、子供にキーホルダーをあげる。
その後スーパーボールと交換してもよいと提案すると、40%がキーホルダーを手放さなかった。
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こんなもんです、おわり。