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苦味があるな?

倫理的リスク

子どもを野生児にしたい|ヨッピー

 

この記事見てました。

 

人は外部環境に大きく性格の影響を受ける傾向があるので、育てたい何かしらのモデルがあるとしてそこに向かいそうな教育を選択して受けさせるのはベターな選択肢だなとか思いました。

 

少なくとも親が気合で言って聞かせる教育方針よりはまだ向かわせたい方向に向かわせやすいので合理的だと思います

 

それはさておき、僕が気になったのは社会的野生児の文脈で語られていたところです。

 

その友達の親父はドイツ人にも関わらず、世界中を飛び回っていて各国に家があり、いまではアフリカで暮らしているそうで、国と国とのはざまで法律や制度のスキマを突いてビジネスを展開するのがめちゃめちゃ上手いそうです。

 

この辺の話って多分、倫理的にはグレーだし、倫理を信じる人からすればアウトな行為だと思うんですよね。タックスヘイブンとかも法律的にはセーフもしくはグレーかもしれないけど倫理的にはおかしい話だと感じるだろうし、ずるい話だとも思う人が一般的なような気がする。しらんけど

 

要は何が言いたいかというと、この文脈的な社会的野生児って倫理的リスクを適切に取ることのできる人間なんじゃないの?と思った話でした

 

現代社会においてお金は資本のあるところに集まるというのは間違いのない話です。

 

例えば何か商品を作ったとして、お金が十分にあるのであればROASを意識して広告運用を行い+になる方法を見つけることができれば、それが続く限り利益を生むことが出来ますが、それには百万以上のもとではほしいだろうなと思います。

 

それだけでなく単に失敗に終わる可能性もあるため、金銭的リスクを伴う行動と言えます。

 

そんな感じでお金を集めるという話になったときに様々なリスクがあるわけですが、どういったリスクを取るかはめちゃくちゃ重要な話だと思うわけです。

 

よくあるスタートアップ投資の場面で「なんでそれGAFAやらないの?」とか「GAFAがやったらどうするの?」みたいな話があります。

 

要はそのアイデアが優秀なのはわかったけど、それに気づいた資本力の大きな存在が競合として参入してきたときにどのように対処するつもり?対応策ある?みたいな質問なんですが、それだけ現代のビジネスというのは資本力ゲーの要素が強いんですよね。資本主義は談合ゲー

 

で、そういった大資本力に対しての対応策となるのがタイトルにも出した倫理的リスクなんですよね。

 

デカくなるほど倫理を求められるのが現代社会で、儲かるとしても触れないというのが多々発生します。

 

https://openai.com/policies/usage-policies

 

リンク先はopenaiの利用ポリシーですが、ここに書かれている使わないで集は倫理的リスクが高いものの集まりだと言えると思います。だからopenaiのような社会的影響力の大きい存在は事前にその目を摘んでおきたい

 

でもそれは資本がもう十分にあるからその選択を取れるわけで、資本はないし融資を受けて資本ブーストをかけるというリスクも取りたくない。みたいな話になってくると、もう取れるリスクが倫理的リスクぐらいになるんじゃね?というのが最近というかここ数年の考えでした

 

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そもそも僕はアフィリエイトというもので個人事業を営んでいたのですが、当時のアフィリエイトの胡散臭さというのは今の比じゃなかったです。そもそもブロガーという言葉もなかったし、アフィ = 2chまとめサイトという認識しかないぐらいよくわからないモノでした

 

よくわからないけど叩かれているし、よくわからないけど情報商材とかで大金持ってかれるような、ただただそういう怪しい存在でした

 

ただ徐々にそんな場所にもクリーンなところができていって、アフィロックと呼ばれる大きなイベントあたりが個人的には節目となり、特定の儲かってた人間たちがその手法を売るつるはし売りとなり、倫理的ハードルが下がって企業によるキュレーションサイトが大量に発生し、そして現代の検索したら個人サイトなんて出ること極稀。みたいな状態になりました

 

僕が稼げなくなったのはまさにその業界がクリーンになり企業が参入し始めたという頃で、これは僕が無意識のうちに取っていた倫理的リスクのアドバンテージがなくなったからだと理解しています

 

仮想通貨黎明期も、何ヶ月か情報収集したからこそわかりますが、今よりももっと倫理的リスクの高かった頃はかなり儲かりやすい土壌にあったと思います。

 

Youtube黎明期もヒカキンが音のなるおもちゃと言われていた時代から徐々にクリーンになり、多くの社会的影響力のある存在が参入するようになりました。そしてその背景では倫理的リスクのアドバンテージしか持たないような人たちが稼げなくなった。とぼやいていたはずです

 

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とはいえギリギリのラインを攻めるというのは大変ではあります

 

例えば漫画村とかは、ちょっと技術的な話になりますが画像サーバーと漫画村サイト自体は別管理だから法的には問題ないという主張を通そうとしていました

 

画像サーバー自体はいうなれば「謎に漫画がアップロードされているサーバー」で、漫画村サイト自体は「謎に漫画がアップロードされている画像サーバーの画像をリンクして表示しているだけ」という主張です

 

そんなわけないんですが、自分が関係ないサーバーの画像を直リンクで表示する行為自体は法的には問題ないという解釈が一般的です(解釈次第では著作権違反を促す行為に当てはまるのかもしれないけど)

 

結局、影響度が大きくなりすぎて捕まったわけですが、法律の隙間をつくと言っても無視できないぐらい影響度が大きくなると見せしめを食らうのは確かで、倫理的リスクは頭が良ければゼロリスク。とは言えないのはそうでしょうねという感じ

 

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何が言いたいのかよくわからなくなってきたんですが、要は冒頭の記事を読んだときに社会的野生児という言葉を見て「わかるなぁ」と思ったという話でした

 

資本で勝負できなかったり、悔しいけど単純な能力でも自分より上がいる。そういう状態で個として勝負するのであれば、倫理的リスクを取るというのは合理的だと思うし、再現性も高いと思うわけなんですよね

 

グレーゾーン走ってるつもりでゴリゴリ真っ黒なところ走ってる危険運転野郎を見ると「なんだあいつ……」と思うけど。

 

自分に関してもうまく倫理的リスクを取る必要があるんだよなと再確認したというのが、この記事の締めにはちょうどいいかもしれないです。