いい感じにコミュニケーションする方法。
とにかく質問
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28447835
によるとお見合いパーティから2回目のデートに勧めた人ほど質問の回数が多かったとか。
具体的には15分間で9回以上、1分40秒で一回なので結構多い。
尋問気味になると嫌われるので注意
例えば、誕生日は→地元は→好きな球団は。
みたいな感じで単発の質問をやりすぎるとコミュニケーションではなくて尋問気味になり、不審がられる可能性があるので注意とのこと。
フォローアップクエスチョンで回数を稼ぐ
例えば
- 好きな映画は→コナン
- コナンの何番目が好き?
みたいな感じ。
質問して返ってきた内容を深堀りする質問を被せるのがフォローアップクエスチョン。話を聞いてくれているというのを伝えられるので最良の質問方法だと言われている。
会話量は4:6を意識するけれど
マーティネムコ博士が書いた、Careers For Dummiesという書籍には会話量は4:6を意識すると良いという記述がある(らしい)
自分4、相手6なのだけど。基本的に人は自分の話している時間を短く感じるバイアスがあるようなので、気持ち多く話させるぐらいが丁度いい様子。
ちなみに自分が全く喋らないというのも危険という証左でもあるので、単発の質問をし続けるのはやめておいたほうが良さげ。
質問内容
具体的にどんな質問をすべきかだけれど、基本的には
- 類似性の法則:相手と共通点があると好感度が上がる
- 開放性の法則:話しにくいこと(プライベート)を話すと好感度が上がる
というのがあるので、この辺を意識すると良さそう
類似性
割と何でも良いけれど、見た目でわからないことがベスト。
例えば出身地なんかは当たり障りないけれど、かぶると類似性の法則が作用して好感度が上がる。あとは聞きづらくなければ生年月日とかも。
よく芸能人がロケで出身地や生年月日を現地の人に聞いたりするけど、これ狙いという説がある(ワシの中で)
あとはマイノリティな趣味とかがかぶると激上がりだったりもする。オタクがオタクを見つけると急接近しがちなのはおそらくこのせい。
※類似性を念頭に置くと、フォローアップクエスチョンのときに同意を混ぜ込めるようになると、より効果的だと思われる。映画何が好き→コナン→私もコナン好き!何作目が好み?みたいな。
開放性
プライベートなことを話すと大抵の場合好感度が上がるというものがある。これは人間には話しにくいことを話す間柄 = 親密。というバイアスがあるせいだと思われる。
ちなみに返報性の原理があるので、自分から話しにくいことを話すことで、相手に話しにくいことを話させ仲良くなるというテクニックもある。やたらとシモネタを振ってくるおじさんがいたりするけど、裏にはこういう仕組みがあるんだなぁ。
さらに美しい欠点効果とよばれるものがあり、これは見た目上ではわからない欠点や悩みを話すと、「こんな話しにくいことを話してくれるなんて……!」と感激され好感度が上がるというもの。注意点として見た目でわかる悩みの場合は「知ってんだよなぁ…」と気まずい気持ちにさせて、むしろ好感度が下がるため注意。
基本的に初対面でいきなり「実は俺会社の中に好きな人いるんだ…」なんて打ち明けられたら面食らう同僚しかいないわけで、親密度ニュートラルみたいな人相手には当たり障りない質問から入ったほうが良いよ。誕生日とか出身地とか趣味とか
テンプレ質問
- 誕生日
- 出身地
- 趣味
- 休日何やってるか
- 学生の頃何やってたか
- 好きな映画
- 好きな漫画
- 好きな小説
- 好きな雑誌
- 旅行で思い出残ってる場所
フォローアップクエスチョンってようするに具体的な質問ほど答えやすいからいいよねって話だと思うので、事前情報があるならそっから掘り下げてみるのも面白いと思う。
後は話しやすいところから攻めたほうが、相手も答えやすくて良いと思うので、旅行で思い出残ってる場所みたいな類のヤツのほうがいい。誕生日聞くのはあくまでジャブ、どう考えてもそっから話広げられる人間ほとんどいないだろうし。
更に言うと自分が置いて行かれないように、興味あるジャンルで攻めたほうが良い。
……こう考えていくとサブカルチャーにばかり触れてる人間は、話しかける側からしても、話しかける側としてもやりづらさが否めないね(涙)
※友達だけど親密じゃないレベルの場合使えるものとして36の質問ってやつがあるので、「これやってみない?」と持ちかけて試してみるのも良いと思うよ。流石に初対面でやるとなんだそれはとなりそうな質問も多いから、恋愛の場で使われがちみたいだよ。
喋りすぎるのはコミュ強ではなさそう
口が回るのは強スキルだと思うけど、喋りすぎたり干渉しすぎたりするタイプ(外向が強すぎるタイプ)は、リーダーとした場合評判があまり良くなかったというデータがあったりする。
https://journals.aom.org/doi/abs/10.5465/amj.2011.61968043
特に部下が積極的であるほどあまり良くない様子。逆に言うと積極的でない部下の場合は外向型リーダーのほうが良かった。
- リーダー:外向型、部下:積極的☓
- リーダー:外向型、部下:非積極的○
ということね。
内向的リーダー(積極的に喋らない、干渉しないタイプ)は、むしろよく話を聞いてくれるという印象を与えて好印象だったとのことで、喋れりゃいいってもんでもない。
大勢の前でハキハキ喋れて、1対1や身内の場ではあまり喋らず話を聞いてくれるタイプが多分最強だと思う。外向型は喋りすぎない、内向型(てか神経症タイプ)はあがり対策って感じかね。