INTP型のブログ

苦味があるな?

2025年9月の振り返り

だいぶ早いけど、10月からまた忙しくなるので暇なうちに書いてしまおうの回

 

前回: 2025年8月の振り返り

 

本業

休業してました

個人開発頑張るためという名目ではある

 

個人の活動

 

色々やってました

 

bot開発1

まとまった時間があるのでせっかくだしとちょっと重めの開発しました。2週間ぐらい

 

レンディングプロトコルを対象とした清算botで、いわゆるatomic liquidation bot

 

レンディングプロトコルは貸し借りをするうえで価格変動などにより元本割れが発生、それを清算するって作業があるんですが、これをユーザーが実行することができ、なんやかんや計算した結果儲かったり儲からなかったりします。

 

atomicにすることで儲からなかったらrevertすることができるので、要するに「俺清算しまーす……あ、なんか利益でなさそうなんでやめますね笑」っていうのをしたいって話です。

 

ぶっちゃけどう作るのかよくわからないけどローカルで閾値計算してtx投げればいいんでしょwで開発を進めました。

 

この閾値はhealth factorとか呼ばれたりするんですが、これが1.0下回るのを早く検知してtxを送るゲームという理解をしてました。RPCコールで特定ユーザのhfを取得することは可能なんですが、これだと明らかに遅いのはわかるので

 

  1. 対象プロトコルのeventをブロックから取得
  2. eventに含まれるユーザアドレスをメモリに保存
  3. メモリに保存したユーザのhfとhf計算に必要な値をRPCから取得
  4. 一度RPCから取得したユーザのhfは1と3のデータから値を調整してローカルで計算

 

という方針でやりました。

 

脳内だとそんなに大した実装にはならないだろうと思ったのですが、4のローカルでのhf計算がだいぶ曲者で、emodeがどうとうかindexがどうとかで近傍値を出すのにかなり苦労しました。

 

実運用的に問題ないレベルの精度にするのにほぼ2週間かかりました。そこから清算用のコントラクトを実装していざ運用。

 

としてみたところ競合に明らかに負けていることに気づき検証。

 

どうやら競合は同一ブロックのtxによってhf<1.0になるのを検知して、そのtxの直後に清算txを飛ばしていることに気づき青ざめました

 

現状の自分の実装だと確定したブロックから情報を抜いているため、同一ブロックに入るtxの情報を見るのは不可能です。つまり競合は自分の知らない何かで同一ブロックのtxを検知して清算コールしているのは明らか……!

 

ってことで調べたところ、ずっと見ないふりしていたmempoolについてここでようやく理解し、自分の作ったシステムがどうやらぼんくらであるという気づきを得て絶望した次第でした。

 

054.「なぜオレはあんなムダな時間を・・・」 : 言の葉・言の端

 

そこから萎えに萎えてやる気を失ったので呑んだくれては二日酔いでぶっ倒れたりして数日溶かした後、

 

「そもそも清算bot、ハックイベントとか鉄火場じゃないと儲からなさそうだし、残り少ない9月でこれ以上深堀りすることではないのでは」

 

となってやめました。めっちゃ無駄時間過ごしたけど、同一ブロックにtxいれるとかの意味ようやくわかりました(txを追い抜いてしまう問題についても理解した気がする)

 

bot開発2

bot開発1に失敗した時点で9月も半ば過ぎており、現実逃避して酒を飲んだり、satisfactoryにドハマリしたりで残りが1/3ぐらい。残り時間的にも精神的もまずい

 

っていう状態だったので自分的にもう少しわかりやすいエッジというか、短期的な寿命でもいいので利益抜けそうな方向で色々調査しました。

 

この辺普通に優位性につながるので端折りますが、これは悪くない結果が出せました。

 

 

ただこれについてはいいところを切り取ったフシがあり、直近はだいぶアルファが薄れてきた感じがあります。

 

 

もうちょっと様子見してそれでもダメそうであればこのbotは撤退ということになりそうです。

 

ちなみに開発期間は調査含めて1週間ほど。多少利益は抜けましたが、botterとして産声を上げて仕事辞めるぞーっていうのは寿命的になかなかむずい気もしますね。。

 

bot開発3

 

そんなこんなで直近はさらなる開発を目指そうということでまだアイデアはあるし実装中です。

 

Vibe Codingのお陰で実装の速度は上がっていますが、それに伴いコーディングの楽しさみたいなのは薄れた部分あり、なんとも言えない気持ちあります。

 

設計とかは楽しいし、そこはまだできるけど、なんというかコードをひたすら書いてるときのフロー状態みたいな味わいを得ることは難しくなってしまうのがきついっすね。

 

あとこのbotについては9月中の完成はまず無理なので、また本業稼働してから隙見て作ることになりそうです。南無

 

金稼ぐモチベが低くなってきた

それはそれとして金稼ぎみたいなモチベが低くなりました。

 

別に人生上がりレベルの金銭は得て無いので(税金対策は無策で挑んでいるのでがっぽり取られるし)、まだまだ稼ぐべきというのは脳ではわかってるですが、目先の生活が安泰過ぎてなんかもう…意味ある?みたいな気持ちになってきました

 

そうなってくるとお金以外の目標を見つけたいよなーと思うんですが、マジでないんですよねこれが。

 

多分ここ10年以上は「金稼いで自由な時間をたっぷり確保したいぜ!」みたいな気持ちで一貫して行動してきたので、金稼ぎが中心だったんですが、それが薄れたことで芯がなくなった感じあります。

 

そんな頑張ったか?という気持ちもあるんですが、明らかバーンアウトの症状で、何すればいいかマジでわかんないんですよね。

 

いやバーンアウトするにはまだ早いからbot作れや!って話なんですけど、メンタルはそうは思ってないというかなんというか。

 

本業もやってないせいで暇な時間も多く、そのせいでやたら考える時間ばかり増えてよりメンタルに良くないような状況になってる気がします。

 

カネがないときは苦しかったけど進むべき道が明らかでそれはそれで楽だったのかもしれない。いや金ない頃には全く戻りたくはないけど

 

まだ安心できるような状況ではないのでもう少しbot開発は頑張りたいと思いますが、ちょっとずつ並行して意味的幸福というかなんかしら満足できそうな道を探したいなと思う次第でした

 

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そういやあまりに部屋にいすぎて頭おかしくなりそうだったので一人で水族館行ったりしました。

 

ドクターフィッシュが大量にいて手を入れていいって話だったんでいれたら、40匹ぐらいに群がられて捕食され体験ができました

 

なんかこう明らかに食まれてるんですよね、あれ。2回ぐらい突っ込んだら30分ぐらい痒かったし、ミクロの世界で見たら皮膚が世紀末世界並みの荒れ果てた大地になってたよ多分

 

食べ方がコイっぽいなーとも思って調べたんですが、あいつらガラ・ルファっていってコイ亜科みたいっすね。ドクターフィッシュとか名前が可愛すぎて安心してたけど、ガラ・ルファとか大量の群がり方とかピラニアと同等の扱いしていいやつだろあれ