INTP型のブログ

苦味があるな?

物語というのはやってはいけないことほど面白い

もう少し書くと常識や法律を守っていない行為ほど面白いを生みやすいように思う。(無論守っていない=全人類にとって面白いというわけではなく、そこには個人の倫理観や道徳観が関わってくると予測)

 

例えばルパン三世。あれは泥棒を主題にした物語で、明らかに法律を無視した人間をヒーローとして描いているんですが、だからこそ面白いんですよ。泥棒を悪者として描いて、警察官にただ逮捕させる作品だったら普通で退屈そうじゃありません?

 

ヒーローがヴィランを倒すような物語も、血が吹き出るような戦いを主軸にしていればそれはやはり常識から外れていますし、だからこそ面白いんじゃないかと思うわけです。(そもそも争い事態が普通の人からすると一般的ではないとも思う)

 

恋愛ものなんかも愛する人が病死してしまうような悲恋ものが流行ったりしますけど、現実的に考えたらそんなこと起きるのはまずないわけで、やはり常識的とは言えません。

 

要は面白さって(見る人にとっての)常識や、法律なんかを無視することで生まれる一面があるのではと思うわけですね。

 

一番最初にも書いたんですが、ルールを無視したからと言って全人類が面白いと感じるわけではなく、それを過激だとか不愉快だと思う人もいるわけで、そこは個人の感性が関わってくることだとは思います。例えば僕はゲーム良くやりますけどグロ強めなやつとか鬱要素多めなやつは苦手です。でもグロや鬱は現実のルールに則って生きていれば常識的(日常的)に感じるものではないので、面白さを有すると思いますし楽しめる人にとっては楽しいものだとも思います。

 

ーーーーーーー

 

面白さが常識・法律の違反によって発生するとしたら、現実世界において「ルールに意識的である」という能力はエンタメ的であると言えますよね。

 

人の家に入っちゃいけないなんてのは無意識的に感じるレベルで教育されている人が多いでしょうからそのルールを意識する人は少なそうですけど、そういった僕らの生活に多く存在する細かなルールに意識的であることができれば、そこから面白さを大量に生み出せそうに思えます。

 

ーーーーーーー

 

常識を破れば必ず面白いかと言うとそうでもないのは間違いなく、トイレに行ってから手を洗うのは常識ではありますがこれを主題にしたところで話をふくらませるのはかなり難しいのは目に見えてます。

 

とはいえトイレに行ったキャラがその後握手をする流れで手を洗ってなかったという話をするのはテンプレ的なネタとして使えたりするわけで、細かい常識破りも話の中の小ネタとして使えそうではありますが。

 

で、ここで気になってくるのが「面白さの強弱ってどこで決まってくるのか」って話ですけど、これは人間に与える刺激の強さで決まってくると思います。

 

刺激の強さというのは法律であれば罪の重さ、常識感の話であれば取り返しのつかなさでとりあえずの判断は付きそうです。

 

ーーーーーー

 

例えばですけど殺人って罪としてはかなり重い話でインパクト(刺激)も大きいですよね。それと比べればスピード違反なんかはだいぶ刺激が弱いように見えます。それと比例するように物語の主軸としておけるかの強弱判断がつくのではないかと思うわけです。

 

常識ベースであれば、最愛の妻を亡くしてしまったなんていうのは取り返しが全くもってつかないので刺激が非常に強いし、物語の主軸としても十分使えそうに見えます。妻が実家に帰ったなら取り返しがまだつくので刺激は弱いかと思いますし、物語の主軸として使うには弱そうです。

 

(書きながら考えてみたら取り返しのつかなさだけで判断しても良さそうな気がしてきた。法律・常識・取り返しの3つで評価すると刺激の強さを判断しやすそう)

 

ーーーーーーー

 

っていう話を

 

 

このツイートを見たら思いついたんで久々にブログ書きました。

 

最近あんまり文章書いてなかったんで書ききるのにかなーり苦労した、文章荒そう。推敲するの面倒くさいから読みにくくても知らん、放置。太字にしたとこが主張だから読むのそこだけでええよ(書くの遅いけど)

 

それからあけましておめでとうございます。今年も頑張って生き抜こ

 

追記:

ここまでの話を踏まえて枠組みを整えると

 

・ジャンル

・内容

・細かいネタ

 

で常識破りによる面白さを出すか出さないを決めていくのが良さそうに思えた。

 

例えば犯罪というジャンル、本文で「泥棒を悪者として描いて、警察官にただ逮捕させる作品だったら普通で退屈そうじゃありません?」と書いたのだけど、実際こんな内容の作品なんて腐るほど存在するわけで、面白くないよねとはなかなか通しにくくはあるんですよ。

 

じゃあ逆になんで面白いのかと言ったら、それはジャンル自体が常識破りだからではないかと。犯罪というジャンル自体、一般人からすれば非常識(非現実)的な話ですから、普通に警察が犯罪者捕まえるだけでも面白いになるんだと思うんですね。警察24時みたいな番組が作られるぐらいですし

 

ただ「警察が泥棒を捕まえる」というのはジャンルが犯罪なので面白い題材ではあるんですけど、内容という面から見ると常識破りをしていないので面白みにかけると言えます(前提が正しいとしてね)。そこで「超有能な警察VS超有能な泥棒」みたいにそうそう発生しないだろう内容になるよう要素を付け足して常識を破ってあげれば面白さがますように見えません? 僕には見えるのでそういうことにしましょう。

 

最後に細かいネタなんですが仮に「超有能警察VS超有能泥棒」とした場合、テンプレなのは警察なのに正義心がなくてただ有能犯罪者との頭脳戦を楽しみたいみたいに常識を破るとか、これまたテンプレですけど意外と泥棒サイドは人情味にあふれるみたいな描写をしてあげるとかで、こういう表現って使い古される程度にはエッセンスとして使われてるわけですし、それこそが細かいネタで常識破りをしていく大切さを物語ってるんじゃねみたいな。

 

ここで抑えておきたいのはあくまで常識は読み手にとっての常識なので、超有能警察なのに正義心無いみたいのが量産されたらそれが常識になってしまうので面白くなくなっちゃいます。だからこそ流行をメタったみたいな作品がある程度経つと出てくるんでしょうな。