収入が多くて子だくさんな人は"あれ"が違うぞ！という観察研究の話
これとか、アダム・グラントの本とか、ボランティアやらの奉仕活動がいいことづく目だよとか。まあ色んなデータが、与える行為いわゆる利他的行為をすると幸福度上がるよって話をしてるんですけど、これも世知辛い話だよなぁと思ったりするわけです。
身銭切るには十分な身銭がないと厳しいし、時間を割くのも時間に余裕がなければ難しい。悩み相談だって精神的余裕がなければ難しいものがあります。
冒頭に挙げた観察研究の話も結局の所『利他的行為を続けた結果裕福になった』ではなく『裕福で人生に余裕があるから利他的行為を行った』が正しいのではと思うわけです。
まあ同時に利他的行為が人生の満足度に貢献するのも確かでしょうが。例えばソーシャルな活動をする人ほどセルフコントロール能力が向上するって話があったりしますし、単純に利他的行為をすると利他的行為をする人たちと関係性が生まれるので、最終的に自分に利が返ってくる形にもなりますし。
東大生の世帯年収が高いという話もあったり、かくも世の中はスタート時点で随分と格差があるものだなと思いつつ、しかし配られたカードで勝負するしか無いのも事実としてあるわけで。
ジャイアントキリングな話のほうが好みなので、対してカードが強くなくとも、だからこそ勝てればかっこいいよなーとか夢想するわけです。…いやぁ一時期は勝ったなって思ったんだけどなぁ、勝って兜の緒を締めよとはよく言ったもんですな。
