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苦味があるな?

できないことができる様を見せつけられるのが憎いという感情

togetter.com

 

例えば、

 

  • 勉強できない人間が、「高得点だ」と褒められている人間を見せられる
  • 運動できない人間が、スポーツエリートでチヤホヤされてる人間を見せられる
  • 料理できない人間が、旨い料理を目の前で作って見せられる

 

こういう事柄に対して嫌悪感を抱くというのは往々にしてあることだよなぁと思うわけです。

 

旦那に自分より旨い飯作られてなんとも言えない気持ちになった主婦とか、勉強できない不良が勉強できる人間をガリ勉と揶揄したりとか。

 

自分が苦手とすることを平然とやってのける人間というのは、劣等感を強く刺激してくるんで、大抵嫌なんだと思うんですよ。

 

メシマズに関しても同じで、自分がやったら上手くできないことを他の人がやったら上手くできてしまうということが許せないしやるせない。

 

だから自己防衛のために「腹に入れば同じ」とか「旨い飯になんの価値が?」みたいに、価値観自体を上書きしてしまうんじゃないかと。そしていつの間にかその価値観が本当に根付いてしまって、旨い飯自体が自己の価値観に相反するもので許せないものだと感じてしまう…みたいな。

 

僕は音痴なので人前で歌うの嫌いなんですが、多分歌がうまいという自信があったら人前で歌いたいとすら思ったんじゃないかなと思うんですよ。なにせ得意なゲームやスポーツであればやってみせることになんら抵抗なかったりするので。

 

この話も結局は劣等感からくるもので、人より劣っているであろうスキルを注目を浴びながら披露することに耐えられないって話なんですよ。かといって、じゃあ人前で見せられるようにとスキルを磨くわけでもなく「歌うスキルなんていらないでしょ」と価値観を上書きして自己防衛をはかる。

 

最近話題のメシマズ関連の話も同じじゃないかと思うわけです。

 

劣等感に対する自己防衛が根底にあって、価値観が言い訳によって上書きされて、結果としてできないことをできる人間を否定的に見てしまう。そういう話なのではと思ったりしたわけです。