INTP型のブログ

苦味があるな?

詐欺師よりコミュ障が疑われる世界、ポイズン【INTP話】

この前社長・人事担当・僕の3人で面接をすることになったんですよ。

 

小さな会社なもんでデスクもないもんだから、社長が「ダンボールでいい?」と、腰ぐらいの高さのある空き箱を机代わりにしようと提案して、僕もそれを承諾したんですよ。

 

で、親から就活状況を覚えたてのLineでつぶさに聞かれるもんだから、たまには面白い話でも共有するかとこの話をしたら「詐欺師じゃん!デスクも用意できない会社は給料払えないでしょ!」みたいに詰められたわけです。

 

いやね、確かに怪しいって感覚が発生するのも全くわからないわけじゃないですよ。

 

特に疑問も持たずにとりあえず社員数の多い企業に入っておけば安心みたいな感覚と、そもそも面接という相互にリスペクトしようぜみたいな環境でデスクダンボールはないやろみたいな感覚。わかるんですよ。

 

ただね、話した瞬間僕にはわかったんですよ。

 

「あ、この社長、ゴリッゴリのINTPやわ……」

 

だから、僕にダンボールでいい?って聞いた感覚もわかるんですよ。だってパソコンやら何やらどかしてデスク用意するより、ダンボール使ったほうが遥かに合理的じゃないですか。別にデスク如何で面接の質なんて変わらないわけで。(マナーで固めるメリットを考慮しないのであれば)

 

しかも、なんていうか「ダンボールでいい?(高圧)」じゃなくて「ダンボールでいい?(笑)」なんですよ。当人も客観的にはおかしいみたいなのが分かってるけど、「とはいえ合理的にはこの方法が良いし、しかも思いついちゃったもんだからとりあえず打診してみよ。駄目だったら冗談ってことにしよ」っていう。

 

そりゃあ僕も困惑しましたよ。長年生きてきて初めてのケースでしたし。でもそれ以上に「うわぁ、生INTPだぁ…!」みたいな。今から3年ぐらい前になるのかな? 初めて某Z氏と会った日に、そこにいた某N氏を見たときと同じぐらいなんかふわふわした気持ちになったんですよ。だって生INTPですよ? しかもゴリゴリの。そりゃテンション上がるでしょ。(余談だけど某Z氏とはじめてカフェで話したときも話し通じすぎてテンション上がった)

 

その後の面接も2時間ぐらいやりましたけど社長がずっと話してましたからね。ボソボソ喋りながら延々と脱線していくそれは、僕が日頃散歩しながら独り言でやってるあれと同じでしたよ。

 

もしかしたらね。給料未払いもあるかもしれない、親が言うように使い捨ててやろうと思ってるかもしれない。でも、合理的に考えたらそんなこと零細がやらんのですよ。今どれだけ労働者が守られているのか、労働者目線じゃわからんからそう思うわけです。経営者の目線に立ったらとてもじゃないけどそんなリスク負いたくないですよ、小さい企業ならなおさら。(それでも可能性はゼロじゃないけど、ゼロリスク追求ほどしょうもないこともないでしょ。限りなく低リスクなら十分)

 

僕が両親にいらっとするのはこの辺の感覚が共有できない部分もあるのかなと思います。骨の髄まで労働者で、別の視点が一切ない。メタ認知能力の低さ、これにちょっとイラッとしてしまうという。

 

タイトルに戻りますけど、詐欺師ならちゃんとした会議室用意するし、凄い申し訳無さそうにしながら、ひとまず派遣社員とかいって待遇をゴリゴリ悪くするもんなんですよ。コミュ障だからダイレクトに怪しいと思われるようなことしちゃうんですよ。(てかつい先日2021年最強の数字とかいってスクショ送ってきた親にだけは騙されてるとか言われたくねぇと思ったりした)

 

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なんか書きたいこと書いてたら脱線したんでまとめると

 

  • このまえの面接で死ぬほど面白い社長と出会った
  • その話をしたらディスられてイラッとしている
  • 詐欺師よりコミュ障が疑われる世界、ポイズン

 

って感じ。

 

あと、適切な言葉が思いつかなくてコミュ障という言葉を使ってきたけど、別に障害ってほどではないし、なんなら至極まともです。ただなんというか圧倒的にP型すぎて、J的振る舞いが伴ってない様を表現するならこのへんの言葉かなと思った感じです。

 

(P的振る舞い → 挨拶や振る舞いが自己流、自由 J的振る舞い → マナーで固められてる)

 

俺はああいう、INTPが技術のこととかアイデアを楽しそうに語ってる姿がめっちゃ好きだし共感しちゃうんだよな。面接受けに行ってる立場だからできる限り聞きに徹してたけど、ちょくちょくテンション上がって「それってこれこれこういうこともできるんですかぁ!?」みたいになってしまったし。

 

ただのクソガキみたいなINTPは嫌いだけど、実力が伴って自分の理想を体現し始めたそれなりに謙虚なINTPはマジで話聞いてるだけで面白い。そんな感じの話でした。あと「狭い世界の常識でガチガチに凝り固まったやつがよくわからん世界の話に首を突っ込むな、正しかろうが正しくなかろうがただただノイズだわ」。という愚痴でもありました。