INTP型のブログ

苦味があるな?

アフィ爆散してよかったなと思うこと

実録、フリーで働くINTP型の体験談 - INTP型のブログ

 

↑これブログで一番最初に書いた記事なんですけど、時期なんと2017年の11月。かれこれ4年前って考えるとやばいですね

 

4年前当時は確か月に20万ぐらいの利益が出始めていて(俺天才すぎww)……とまでは言わないけれど、少なからず自分でコンテンツ作って集客してお金を稼ぐことが出来た事実にうぬぼれてたりしました。

 

それから右肩上がりで売上は伸び続けて月70万ぐらいの利益で一旦落ち着いたんですが、この頃やってたことってSEOライティングを愚直に繰り返してただけで、ノウハウさえ知ってれば別に誰でもできることだったんですよね。

 

とはいえ稼げるから続けるわけですが、色々あって右肩下がりを続けて最終的に廃業。エンジニア転職って形になったのですが、今にして思うと人生を通して経験から大事なことに気づけたなと思ったりします。

 

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1.参入障壁

 

アフィリエイト後期はパイの奪い合いという言葉を同業者から多く聞くようになってたりしましたが、あらゆるビジネスは少なからずそういう側面を持っているように思います。

 

どこまでも青天井に伸び続ける市場はないわけで、どこかで少なからず頭打ちになって、しかし参入者だけは増えていく。単純に市場規模/参入者で考えたらパイの奪い合いに勝てなきゃ右肩下がりになるといえます。(あとは一強状態になっていくのもあるあるなのかな)

 

儲かる市場に参加者が増えるのは当たり前な話のわけですが、とはいえ参加者の増加速度には市場ごとに違いがあるはずです。

 

いわゆる参入障壁と呼ばれるもので、これが低いほど増える速度は高いはずだし、高いほど低くなるはず。

 

アフィリエイトにおける参入障壁は

 

  • 情報(ノウハウ)入手の難しさ
  • 継続の難しさ

 

主にこの2点から成り立っていたように思います。

 

5,6年前レベルになるとSEOライティングを具体的に理解している人は少なかったように思いますし、アフィリエイトが怪しさあふれる『本当に稼げるのか不明なビジネス』だったとも思います。

 

しかし時間が経つとノウハウは広まり、ノウハウが広まったことで稼げる信憑性も高まり、アフィリエイトの参入障壁はほとんど無いと言っていい状態になっていきました。

 

その結果、参加者は急増し続け、資金や人海戦術で殴り合うフェイズになっていきました。

 

それでも抗い続けたからこそ分かりますが、資金や人海戦術で殴り合うフェイズに個人で立ち向かうのは絶対と言い切りたいレベルで無理です。一部の一日20時間ぐらい記事を書き続けられる精神異常者か、常に最新のハック技術を見出す天才的(というかもはや天運の持ち主な気がする)人間のどちらかぐらいだと思います。後は普通に組織化して融資募って同じ土俵で戦えるようなタイプか

 

なんにせよ資本が全てのフェイズに入ったら資本を持ってる人間が勝つだけなので、自分のような個人プレー上等タイプには極めて美味しくない場所になるなと気づきました。

 

何が言いたいかといえば、参入障壁として市場参加速度や根性が該当するようなものに参加するのは(自分にとって)非効率である。と気づけたのが1つ目のアフィ爆散してよかったことです。

 

2.サブカルチャー

 

小学生ぐらいの頃からアニメやらニコニコやら2chやら個人サイトやら、現代でサブカルというにはメジャーな気もしますが、そういう文化に触れてきたのもあって大人になってからもそういう分野が好きだったりしました。

 

それプラス、クリエイター奨励プログラムが動画時間に左右されずに報酬をシェアしていることに気づいたので、「ショート気味の動画投稿していけば効率的に稼げるのではないか?」と仮説を立ててニコニコを攻略していた時期がありました。

 

実際にランキング寡占状態を作った結果、エゴサをしたら自分の動画だらけでランキングが機能してないという苦情を見つける程度には動画を伸ばすことが出来たのですが、それでも月10万が関の山。

 

それでもフォロワーの増加に伴いもう少し再生回るかと思いましたが、絶対的な市場規模が小さいのもあって大した伸びはありませんでした。

 

マネタイズも工夫してクリエイター奨励プログラムだけでなく、物販も行いましたがimpに対して売上はそこまでいいものではありませんでしたし、toファンである以上あまりアコギなことも良心が痛むので出来ず。結果的に月5~7万ぐらいが稼働した場合の限界値でした。(この辺も一日12時間ぐらい毎日動画作れる精神異常者ならもうちょっと行けたかもしれないけど自分には無理、やり続けてもあまりいい未来なさそうだったし)

 

ここから学んだのは市場規模は大きいに限るということです。

 

ニコニコではなくYoutubeで伸ばすことをベースに戦っていたら、伸ばせなかったかもしれませんが伸ばせさえすればまた違った未来があったはずです。なぜなら天井が遥か高いから

 

アフィリエイト時代からも周りから口酸っぱく言われてたことではあったのですが、「お金を稼ぎたいのであればお金が多く動いている分野でビジネスをやりなさい」というのはどこであっても同じことなんだなとこのとき気付かされました。

 

そして動画もアフィと同じく、参入障壁があまり高くないジャンルなので資本での殴り合いになりやすいし、動画編集のスキルが高いわけでもエンタメセンスが高いわけでもないので別経路の戦い方を見出すこともできない。ということにも気づきました

 

向き不向きで言えば動画ジャンルは自分が戦っていける場所じゃないなーという感想です。ENTPとかESTPのような爆弾みたいな遠巻きに見てる分には面白い人にとっては最高の戦場のような気もしますが

 

あとこれは余談ですが、ずっとコンプレックスというか欲望として「自分もクリエイティブな場所で評価される人間になりたい、というかなれるはずなんだ!」みたいなのが恥ずかしながらあったのですが、実際若干言及される身分になってみてそこまで自分にとって楽しいものでもなかったと気づけたのも良かったです。思ってたより承認欲求なかったのかもしれない

 

まとめると、お金稼ぎたいんだったらお金が大きく動いてる場所でやってこうぜってことに気づけたという話でした。

 

3.自分は凄くない

 

これは若干言葉違うような気もします。別に自己肯定感がめっちゃ高いわけでもないし、自信に満ち溢れた人間というわけでもないのですが、ただなんかこう「自分で考える」ということに強いこだわりがあったんですよね。

 

だからアフィやってた頃も少なからず情報を仕入れてはいましたけど、散歩しながら考えついた戦略を試すみたいなことも多かったです。それはうまくいったりうまくいかなかったりしたわけですが、うまくいった戦略は後々振り返ると誰かがすでにやっていた、もしくは広まり始めていた戦略だったことも多かったです。

 

友人が彼女との愚痴で

「フォトナうまくなりたいっていうからこの人の動画見て勉強すればいいよって勧めたんだけど、見たくない自分のやり方でやりたいって頑固で、結局うまくならなくてやらなくなってきた。もともとフォトナで出会ったから一緒にやりたいんだけど、実力差ありすぎてなぁ……」(要約)

みたいな話を良くしてたんですが、これ昔だったら自分もそういうところあったなぁと思います。

 

「結局誰かに教わるより自分でやったほうが効率いいんだよな」みたいな。客観的に見ると実際それまで出会った教師等を振り返っていくと、教わったほうがいいと思える体験が少なくなかったからこそと思わなくもないですが、とはいえ時代は変わっているわけで。

 

やっぱ現代ではどう考えてもその道のプロが出している講座やら本やら、そういうもので勉強してったほうが効率いいことが多いんですよね。いわゆる知の高速道路ですよ

 

振り返ると、自分の考えは凄いみたいな感覚があるからこそライティングの本とかあまり読まなかったんですが(自分の文章がめちゃくちゃセンスあって、変に影響受けたくないとか思ってました……)、アフィ爆散したことで自分で考えてばかりいたら失敗すると思えたのは良かったと思います。

 

見出しを訂正するのであれば、自分は凄くないと思えるようになった。というよりは変なプライドで他人のアドバイスを受けいれないような姿勢が和らいだ、って感じです。昔よりは人の話をちゃんと聞けるようになったと思う、多分……

 

4.失敗してもいいや

 

日本では就職失敗したらその先は無い、だから新卒起業とかリスキーすぎ。みたいな話をよく聞くというかネットの書き込みでよく見かけたんですが、いうて脅されてるほどには社会復帰難しくなかったです。

 

とはいえストレートでいくよりは色んなしがらみは増えてるんでしょうし、レベルも低く設定しなきゃいけなくなるとは思うんですが、それでも詰むってほどではなかったかなという。

 

『未経験エンジニアはマジで無理ゲー』みたいなのもめっちゃ見かけていたので、だいぶ恐怖感じてましたがいうて4ヶ月ぐらい勉強してからポートフォリオ1つ(しかもバックエンド志望なのにフロントのみw)とかいうやばい状況からでも潜り込めはしましたし。

 

これに関しては運が良かったのもあるとは思いますが、いうて失敗しても割となんとかなるなーという気がします。大学生の頃50万ぐらいの商材を学生ローンで買ってさらに20万ぐらい溶かして、貯金1000円時代ありましたけどこれもいうてなんとかなりましたし

 

そりゃあ失敗しないに越したことはないのかもしれないですが、期待値高そうなものに失敗したときのリスクだけを考えて入らない。みたいなのは長期的に見たら損だと思うわけで、過剰に失敗を恐れるのもどうなんだろうと思うわけです。

 

そう思えたからこそ未経験エンジニアとか調べれば調べるほど脅されまくりな場所に、いうて大丈夫でしょの精神で挑戦できて今いい感じなわけで、失敗しても割となんとかなるという学びはアフィ爆散の中でも結構いいほうな気がします。

 

まあ失敗にも質というものがあって、がっつりローン組んでビジネスやるとか、FX全ツッパみたいなのは流石にやめようねとは思いますけど。

 

他にも勉強するときとか、変な教材踏んでもいいやと思えるようになったのもデカイです。

 

お金払うからには良いものが欲しいと思いますが、失敗しても投資やらアフィの資料で溶かしてきたお金に比べたら微々たるものなわけで、そう考えると自分にあった教材に出会うまで買い漁るのなんて全然可愛いものだし期待値高めの投資だよなーという。

 

過去振り返れば失敗ばかりの人生ですが、成功するまで失敗できるようリスク管理すれば勝ち確です、ええ。

 

5.勝って兜の緒を締めよ

 

まじでクソ野郎だなと思うんですが、稼げてた頃めっちゃ散財してたっぽいんですよね。

 

なんか気づいたら金がなくなっているというか、生活費 + 謎の費用で月利とんとんという、意味不明ですよね。

 

なんとなく覚えている限りでは気になった漫画すぐに全巻揃えたり、やたら高い生活用品買ったり、ライフハック系で良さそうなもの買って即飽きたり、経費だからといってやたら高い撮影機材買ったりetcetc……

 

もっと別の金の使い道あったろうし、そもそも稼げてるからって遊びすぎだろっていう。

 

うまくいってる状況だからこそ余裕あるわけなんだから、勉強してスキル磨いてより勝ちやすくなるなり、新たなビジネスを考えてみるなり、周りのこれまで良くしてくれた人たちに還元するなり

 

もっとやれることあったはずなのに、ダラダラ仕事して、ダラダラ漫画読んで、適当な購買意欲を刺激されたときにそこに金入れて、最終的にクローゼットにしまい込む。

 

マジで無駄of無駄だなと過去振り返ると思います。

 

全く勉強したりスキル磨いたりしてなかったわけじゃないんですが、もっと時間を有効に使えたはずだなとめっちゃ思います。

 

なので次またいい状態に持っていけたとしたら、見出し通り兜の緒を締めていきたい所存なわけですが、果たして次はいつになるのやら。

 

気負ってもなにか変わるわけでもないので、のんびりやっていこうとは思ってます。

 

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という感じで、アフィ爆散したからこそ色々な学びがあったなと思います。

 

『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』とかいいますが、それでいうと自分は間違いなく愚者ですね。

 

この辺もたぶん昔だったら愚者なんて口では言っても心では受け入れられなかった気がしますが、今は割と受け入れられます。愚者なのであれば経験して学べばいいし、ちょっとずつ歴史というか先人の知恵も学べるようになればいい。という心持ち

 

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1,2は戦略的な学びで、3,4,5は精神的な学びですかね。

 

1,2があったからこそ、参入障壁が『理解が難しい』にあるところにこそ挑戦していこうと思いましたし、お金を稼ぎたいのでお金が動いているところにアンテナを優先的に張るようになりました。

 

そして、3,4があったからこそ『勉強方針が評価の高い教材を買い漁る』がベースになりました。

 

これら方針は変えてからの結果だけで見ると間違いなく良かったと言える状態を作ってくれましたし、いい学びだったんじゃないかなーと思います。

 

まだまだ色んな事ができないし未熟な部分も多いですが、だからこそ自分の成長も感じやすいですし、焦らず長期的に動き続けられればいいなという思いです。