何回も見てるけども
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Dr.Stoneには巫女というものが登場するのだけど、この巫女は百物語という後世に知識を渡すための存在になってる
そもそもの話、宇宙飛行士が地球に戻り、これからいつか目覚めた人類がスタートダッシュを決めるために貴重な資源を保存するためだったり、そのために人類が命をちゃんと繋げられるようにするために百物語がある
無人島に降り立った都合上、知識を伝えるために紙を使うことはできなかった。
一世代目の科学時代を知らない子供たちは、なんとなく親に言われた話を覚えるように努めたのだと思う。
じゃあ2世代目、3世代目とつないでいく中で、百物語の一つ一つがどうやらめちゃくちゃ長い話のようで、紙など外部記憶のできない状況下では記憶力の高い人間が記憶するようになっていった。
記憶するという行為自体大変だし、せっかく覚えた人間が死んでしまったら大変なため狩りにはいかないようになっただろうし、食事もできる限りいいもの、建物もできる限りいいものとなっていった
世代を重ねると今度は巫女は記憶がいいため、記憶がいい人間から生まれる人間も遺伝で記憶がいい。みたいな話が出てきたのかもしれない
つまり覚える人間は時代を重ねるごとに固定化されていった。そして死んではいけない人材のため、権威性を帯びていった
最初はただ後世に伝えたいというだけの話だったのに、いろんな事情が優遇を生んで、結果として現代ではその組織の中で最も位の高い人間として覚える係が存在するようになってたの面白いなと思った。
単にこれだけ見ると特に何も狩りも漁も服を作るとか家を作るとか、そういった労働を何もしないけどなぜかめちゃくちゃえらい人間。みたいなのが生まれているように見えるけど、多分その権威の裏付けは責任なんだろうなと思う
なんかよくわからんけど百物語は超重要みたいなのは生まれた習慣に親から何となく言われていて、だから巫女はそれ伝えられなきゃだめだよね。でももし伝えられなかったら?
このもしの責任が権威性の裏付けになっているように見えたし、現代社会の給与とかもたいていそうだよなと思った。責任が重いからいい思いもできるし金も手に入りやすい
でもなんかこけたときはひたすら責任を取らされる
まあそんなもんだよなと思った。おわり