愛着スタイルというのは以下4パターンのことです。
- 安定型
- 不安型
- 回避型
- 不安・回避型
安定型
対人関係において最も良いとされるスタイル。
他人と自分を信頼してコミュニーケーションが取れるタイプで、他人とほどよい距離を保ちながら接することが可能です。
要は対人トラブルを起こしづらく、かつ人付き合いが適度な距離感でうまい感じ。
不安型
一人行動への不安が強く、自分に自信がないタイプ。
「相手に嫌われてしまう」とか「どうせこの関係も長続きしない」みたいに思いがち、熱しやすく冷めやすいともいわれる感じ。
最近で言うところのメンヘラ系、人間関係は求めるけどそこでトラブルを起こしがち
回避型
そもそも人間を信頼できておらず、人間関係を構築しても嫌な思いをすると、そもそも人との距離を遠く取っているタイプ。
距離を取ったコミュニケーションを取るので冷たい人と思われがち。
そもそも人間関係ができないし、人間関係を作ることを避けるので人生がハードモードになりがち
不安・回避型
不安型と回避型の両方を持つタイプ。
人間のことを信頼できていないのでそもそも距離を作るけど、一人でいる事自体は不安。
だれかいい相手を見つけると強烈に依存してしまう、最もハードな特性
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という感じでした。人間は社会的動物として文明を築いてきてるわけで、安定した人間関係を構築できることは幸福度的にも金銭的にも良かったりします。
そのため愛着スタイルが愛着型だとだいぶ良かったりするわけですが、現代では回避型の人口は1/4とか言われているらしく、過半数は超えてそうですが結構多め。
しかも日本とかアジア圏だとより多そうな気がしますね。
ちなみに自分はゴリゴリの回避型で愛着スタイルの話は見るたびに萎えております……。
愛着スタイルの形成のされ方
それぞれを一言でいうと
- 安定: いいやつ
- 不安: 嫌われるの怖がりまくり
- 回避: 人間遠ざけすぎ
なのですが、不安型、回避型になってしまうのはなぜ?というのは気になる所。
一説によれば毒親、特に心理コントロール傾向が強い親を持つ人は不安型や回避型、不安・回避型など、愛着スタイルに悪い影響を受けやすいらしいです。
心理コントロールというのは、恥や罪悪感で人をコントロールしようとすることで、
- 「誰がお前を養ってると思ってるんだ」(罪悪感)
- 「人前で大声で遊んで恥ずかしくて仕方ない」(恥)
みたいな、感じで子供をコントロールしようとする親を持つと不安型や回避型になる可能性と相関あるんじゃね?という話があるようです。
もちろんこれだけで決まるわけではなく、人間の性格は外部環境にも大きく影響を受けるわけで、例えば教師や同世代の友人なんかにもこういう人が多かったりすると愛着スタイルが不安定になる可能性があるかもしれませんね
不安型の人は他人を不安型だと思いやすい
他人の愛着スタイル見抜けるのでは?みたいな研究によると不安型の人は人のことを不安型だと思いやすい傾向があるのだとか。
人のことを手当たり次第メンヘラだとか言う人がメンヘラみたいな話っすね。
ちなみに回避型については見抜くことが難しいらしいです。
たまにSNSで初対面と話すのは得意だけど、その後がむずいみたいなのは回避型の特徴という感じで、たしかに初対面で饒舌に話している姿を見たら回避型だとは思えないだろうなという感じですね。
「この人不安型だろうなぁ」というのは結構当たるらしい。あくまで不安型の人が他人の愛着スタイルを見抜こうとすると誰でも不安型に見えるという話らしいです。
回避型の改善方法
回避型に関しては、根本的には「人間関係は自分を傷つけるものだ」みたいに学習してきた結果なのでは?という話があるらしく、その学習結果によって自分を守るために人を遠ざけるようになっているという説があります。
そこで回避型を改善するワークとして、親密になれる質問集みたいなのを話し合ってもらうみたいなことを何人かやってもらうと改善するというのがあるらしいです。
人間関係はいいものだとワークを通じて学ぶことで人を遠ざけなくなるみたいな話なんですかね。
愛着スタイルと金遣い
不安型と回避型については金遣いが粗くなるみたいな話もあったりします。
- 不安型: パートナーの愛を勝ち取るために高額なプレゼントなどをすることで金遣いが荒くなる
- 回避型: 他人との関わりを避ける結果、自分自身への関心が高まり、自己利益拡大のために無責任な支出が増える
みたいな感じらしいです。回避型の自分にはぐさりと刺さるものがありますね……。
最悪の組み合わせカップル
回避型と不安型のカップルは最強にやばい!
みたいな話があったりします涙
不安型の人は一人が嫌でとにかく一緒にいたがったりするのに対して、回避型は人との距離を取ろうとするタイプなので、そりゃあまあやばいでしょうねって感じですね。
逆にどちらか片方が安定型であればどちらかの愛着スタイルに多少問題があったととしても満足度の高い関係を築けるらしいので、愛着スタイル系の話に関しては「安定型最強!」って話になるんでしょうね……
フィクション好きな人の愛着スタイル
- 不安型: フィクション好き
- 不安・回避型: フィクション超大好き
みたいな話があるらしいですね。
ただこれに関してはフィクションが好きだから愛着スタイルに問題がでるというよりは、愛着スタイルに問題があるからフィクションが好きになるって話みたいです。
愛着スタイルに問題がある人は何かしら人間関係に問題を抱えていたり、そういう経験をしたことがある事が多く、その結果として理想的な人間関係をフィクションの世界で体験することで満足感を得る。みたいな感じっぽいです
愛着スタイルとリスキーセックス
リスキーセックスというのは複数パートナーと関係を持つとか避妊をしないとか、そういうやつなんですが、これに関しては不安型の場合リスキーセックスを行う可能性が高まるという話でした。
回避型についてはリスキーセックスとの相関はないものの、複数パートナーとの関係を持つについては関連性がある様子
また健康や長期的な人生においてリスキーな選択肢についても同様なことが言えるらしい。
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という感じでした、いやーボコボコですよもう、俺のメンタルは……
この辺の話について直すのだとしたら、不安型の人についてはセルフコンパッションなどの自分に優しくするところから始めたり
回避型の人については人間関係が安心できるものだと感じられるようにしていくなど、根本的なところから少しずつ改善していくしかないんでしょうねという感じです。