INTP型のブログ

苦味があるな?

nisa

※マネーリテラシー大してない人間のたわごとです

 

nisaは毎年上限額までの取引による含み益の税率が0になるという仕組み。本来株式の税率は20%なので、お得ー!という感じ

 

nisa用の口座を立ち上げて、そこでの購入金額を見る感じ。ただし売却したからと言って再利用できるわけではない。

 

積み立て枠と一般枠があったりするけど、仕組み的に一度売却したら再利用できないのでどちらにせよ積み立てベースになりそうだなという印象。

 

データサイエンティストの金融本読んでみて「唯一の正解は買い続けること!」みたいに書いてあって、それは確かにと思う部分あるんだけど、なんか脳死でnisaに上限までいれときゃok!は違和感あるなぁという次第。

 

そもそも板取引で動くものである以上、ゼロサムゲーム的な部分があるはず。

 

大まかな例を言えば、100円,10000枚発行で新規公開株が出たとしたとき、全部が流通した場合の時価総額は100万円。

 

で、そこから個人間での取引が発生する。モデルをミクロに考えると、誰かが自分の保有する100枚の株式を、購入額より高い110円で売りたいとする。その場合指値110円売りで100枚出す。だれかが購入したいと考え成行注文を出すと110円でマッチする。仮にちょうど100枚で成行をだしているとすると110円100枚で入手することになる。

 

そして最終取引価格は110円になるので、見た目上の時価総額は110*10000で110万円になる。

 

この状態って、100*110で売ったやつが1000円儲けていて、買ったやつは11000円で11000円相当のものを持っているので+-0。ほかの100円で買ったやつは10*保有枚数の含み益を持っている状態。と誰も負けてない。

 

でも実際のところその含み益は幻でしかなく、この後例えば誰かが100円で買いたいなぁと指値を出し、それがマッチするとLTPが100円になって含み益は消失するし、最初成行で買ったやつは含み損1000円になる。

 

つまり最初の利益は成行購入者の金でしかないし、それに反応したことによって発生する含み益は全員のものではなくて、誰かのものでしかない。

 

nisaでみんなが積み立てをやりました、みんな含み益です。やったね!というのは実際のところその中で本当に含み益を手にできる人間はどれぐらいいるんだろう?とか、そのあたりに話が向かないのもなんかきもいなぁと思ったりする。

 

※まあこんなシンプルな話でもないとは思う。株式だったら優待だったり経営参加の権利だったり応援の意味合いだったり、色々な意図での売買があるわけで、ただのマネーゲームにはならんよねという

 

ただ最初のほうに書いた通りデータサイエンティストの金融本的に、買い続けることが唯一の正解というのもあながち間違いではないと思う。というのも基本的に通貨はインフレするから。

 

経済が健全な成長をしていればゆるやかにインフレするという話があり、例えばインデックス投資のようにすべての銘柄に対して均等に投資を行えば、実質的な投資先はその銘柄のセクターやリージョンに対しての投資になる。それが日本であれば、日本がインフレすれば円に対しての価値が増えるのでそれが利益になる

 

ということでインフレ対策の観点としてnisa上限までとりあえずお金入れてるならいいと思うけど、そういうのも特になくみんなやってるからとりあえず入れるはなんというかポンジ感が強くてきもいなぁという風に思ったりしたという話でした。

 

とはいえタンス預金とかされるよりは金融機関にお金流れたほうが経済活性化の観点から言えばいいといえるし、世の中そんなぐらいの軽いノリでいいのかもしれない。

 

極端なこと言えば法定通貨だろうが通貨はポンジだともいえるわけだしいまさら感あるよねという。。。