INTP型のブログ

苦味があるな?

見せる相手大事←わかり味が深い

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あと今思うと、僕が独学でも続けられたのは“披露する場”があったからですね。

 

実はテックキャンプも、1日のなかに学習進捗や制作物を受講生同士でアウトプットする時間を設けているんです。

 

めっちゃ大事ですね。しかも、アウトプットが受講生同士なのがいい。

 

見せる相手って超重要なんです。

僕はお笑いライブだから披露できましたけど、もし「エンジニアが集まる会」だったら、あのレベルじゃ恥ずかしくて見せられなかった。

 

だから、プログラミングに限らず新しいことに挑戦するときは、“完璧じゃない自分の作品を出せる場”を持つことで成長速度が変わると思うんです。

 

楽しくモノづくりを続けるには、完璧なものに固執しないでまずは肩の力を抜いてアウトプットしてみることが一番大切なんじゃないですかね。

 

見せる相手は本当大事だよなぁと思う。

 

大抵のことってモチベーションが持続するかどうか次第なんですよ。だから完成させたものを誰かに見せた時「ここ、こうしたほうがいいよ」とか「そこはこうじゃないかな?」とか、アドバイスを貰うよりただただ「うわ、まじでこれ作ったの!?すごくね!?」みたいな、褒められるってことのほうが百億倍ぐらい価値あるんですよ。

 

だから初心者のうちから完成品をプロに見せてアドバイスを貰うのは実のところ悪手なんですよ。ある程度実力がついてから、よりよい技術が欲しいと思ったときに見せればいい。

 

初心者がどんだけ凄いと思った完成品であっても、プロからすればゴミカスみたいなものだったりするわけで、やっぱいくらでもアドバイスしたくなっちゃうし、良かれと思って実際にしちゃうんですよ。でもそうやって修正点を指摘されるほど恥ずかしいというか、なんだかやる気が無くなるのが人間ってもんです。

 

例えばですけどカラオケで歌ってて、横から「半音高いよ」「今度は低すぎるね」とか言われたらやる気なくなるでしょ。体育の時間に一生懸命ボール追っかけてたらサッカー部から「ボールに張り付いてもあんまり意味ないよ」と一言言われたら、二度とボールに近づかなくなっちゃうでしょ。

 

これ難しいのが初心者視点でもプロに評価してもらったほうがいいって心理が働くところなんですよね。で、実際にプロに評価してもらって修正点がボロボロ出てくるとなんだかどうでも良くなってしまうという。

 

だから見せるのは『田舎のなんでも凄い凄い言ってくれるおばあちゃんぐらい評価のゆるい人』がベストなんですよね。じゃないと普通の人間はほぼ続かなくなるんで。

 

ただそういう人を見つけるのも難しいですから、それでいうと同業じゃない人や同じ初心者に見せるっていうのが一番コスパいいんですよ。

 

同じ初心者はボロボロ修正点見つけないでしょうし、同業じゃない人はただただ凄いって言ってくれる人が多い。例えば僕は絵が描けないのでイラストをアップしてる人を見るだけで「すげぇ」ってなりますけど、絵を描いてる人同士で見たらもしかしたらその人は厳しい批判にあうのかもしれない。

 

そう考えていくと、市場にとっとと出すのも一つの手ですよね。

 

WordPressの環境設定なんて僕からすると誰でもできる作業だろと思うんですけど、知らない人からすると把握すること多すぎて面倒くさい作業なわけで、だからこそそういう人は数千数万払ってもやってほしいし、やってもらったらまともな人なら「ありがとう」の一言ぐらい言ってくれるもんですよ。

 

DLsiteとか、ぶっちゃけトップクラスの絵師からすると落書きみたいなイラストを販売してる人も居ますけど、内容がいいとかこの絵がいいんだよとか、そう言って応援してくれる人がついてたりするわけで、だから絵描き同士とか専門家同士で作品を見せ合うよりとっとと専門じゃない人や、それが出来ないけど求めてるって人たちに提供したほうが楽しいし自分のためになります。

 

ほとんどの失敗の原因なんて三日坊主なんですから、初期に見せる相手を間違えないっていうのはある意味、一番成功するために必要なノウハウなのやもしれんすね。